実習 3: マス カーブ ライン スタイルを編集する

この実習では、既存のスタイルを基にマス カーブ ライン スタイルを作成します。

マス カーブ ライン スタイルは、マス カーブ ビューでフリー ホール土量とオーバーホール土量を示すラインの表示を制御します。色、線種、ハッチング パターンなど、マス カーブ ライン スタイルの表示コンポーネントは、他のオブジェクト スタイルのコンポーネントと基本的に同じです。マス カーブ ライン スタイルでは、フリー ホールの測定方法も指定します。

この実習では、既存のマス カーブ ライン スタイルをコピーして、新しいスタイルを作成します。また、勾配ポイントとバランス ポイントによるフリー ホールの測定方法の相違についても確認します。

注:

マス カーブ ビュー スタイルと縦断ビュー スタイルでは、同じオプションが多く使用されます。縦断ビュー スタイルの編集の詳細については、実習「縦断ビュー スタイルを編集する」を参照してください。

この実習は、「実習 2: マス カーブ土量のバランスを調整する」から継続しています。

マス カーブ ライン スタイルを編集するには

  1. チュートリアル図面フォルダにある Mass Haul-2.dwg を開きます。
  2. 図面上で、マス カーブ ラインを選択します。右クリックします。[マス カーブ ライン プロパティ]をクリックします。
  3. [マス カーブ ライン プロパティ]ダイアログ ボックスの[情報]タブの[オブジェクト スタイル]領域で、 の横にある矢印をクリックします。[現在の選択をコピー]をクリックします。
  4. [マス カーブ ライン スタイル]ダイアログ ボックスの[情報]タブで、[名前]Free Haul and Overhaul - Balance Point に変更します。
  5. [フリー ホール]タブの[フリー ホール オプション]領域で、[勾配ポイントから測定]オプションが選択されていることを確認します。また、右側のグラフィックが図面内の土積図と似ていることを確認します。勾配ポイントは、土量が切土から盛土に移行するポイントです。勾配ポイントからフリー ホールを測定する場合、最も高いポイント(バランス ラインより下の場合は最も低いポイント)が勾配ポイントです。
  6. [バランス ポイントから測定]を選択します。

    グラフィックが変化したことに注目してください。バランス ポイントは、マス カーブ ラインがバランス ラインと交差するポイントです。これらのポイントは、切土量と盛土量が等しい測点です。

  7. [表示]タブの[コンポーネント ハッチ表示]領域で、[フリー ホール領域のハッチング]行の[パターン]セルをクリックします。
  8. [ハッチング パターン]ダイアログ ボックスの[パターン名]で、CROSS を選択します。[OK]をクリックします。
  9. [マス カーブ ライン スタイル]ダイアログ ボックスで、[表示]タブをクリックします。[コンポーネント ハッチ表示]領域の[フリー ホール領域のハッチング]行で、[尺度]の値を 30.0000 に変更します。
  10. 手順 7 から 9 を繰り返して、[オーバーホール領域のハッチング]の[パターン]DASH に変更します。
    注:

    ソリッド コンポーネント塗り潰しを使用すると、パフォーマンスが最適化されます。長い土積図でハッチング パターンを使用すると、図面の再作成時間が長くなる場合があります。

  11. [OK]を 2 回クリックします。

    選択したパターンが土積図のフリー ホール領域とオーバーホール領域に表示されます。フリー ホールの測定にバランス ポイントによる方法が土積図で使用されていることに注目してください。

次のチュートリアルを続けるには、「数量を計算およびレポートする」へ進みます。