実習 2: マス カーブ土量のバランスを調整する

この実習では、バランス ラインの上下のマス カーブ土量のバランスを調整し、オーバーホール土量を除去します。

この実習は、「実習 1: 土積図を作成する」から継続しています。

切土マテリアル土量のバランスを調整する

    注:

    この実習では、前の実習で変更を加えた Mass Haul-1.dwg を使用します。また、チュートリアル図面フォルダから Mass Haul-2.dwg を開いて使用することもできます。

  1. 土積図の左側のマス カーブ リージョンを拡大ズームします。

    緑のフリー ホール領域の最も高いポイントは測点 3+25 にあります。これが勾配ポイントであり、フリー ホールが切土から盛土に移行するポイントです。サイトの条件に応じて勾配ポイントは、オーバーホールを減少あるいは除去できる土捨場または土取場の最適な位置になります。

  2. 測点 3+25 で、マス カーブ ライン上にカーソルを合わせます。

    ツールチップに現在の測点番号(3+25)と土量(約 1500.00 立方ヤード)が表示されます。

  3. マス カーブ ラインを選択します。右クリックします。[マス カーブ ライン プロパティ]をクリックします。
  4. [マス カーブ ライン プロパティ]ダイアログ ボックスで、[バランス オプション]タブをクリックします。
  5. [土取場と土捨場の追加/削除]領域で、[土捨場の追加]をクリックします。
  6. [測点]セルに 325 と入力します。

    これは、バランス ラインより上にある土量の勾配ポイントの測点番号です。

  7. [容量]セルに 1500 と入力します。

    これは、勾配ポイントにおける概算土量(1500.00 立方ヤード)です。

  8. [OK]をクリックします。

    バランス ラインより上の切土量が完全にフリー ホールになります。バランス ラインより下に赤のオーバーホール土量が作成されたことに注目してください。次の手順では、盛土量のバランスを調整します。

盛土マテリアル土量のバランスを調整する

  1. バランス ラインの下にあるマス カーブ ラインの測点 6+25 を拡大ズームします。

    この測点は、オーバーホール土量(赤)とフリー ホール土量(緑)がマス カーブ ラインと交わるポイントです。この測点を縦断で確認すると、現況地盤サーフェスの比較的平坦な横断であることが分かります。平坦な領域は、土捨場と土取場に適した位置でもあります。

  2. 測点 6+25 で、マス カーブ ライン上にカーソルを合わせます。

    ツールチップに現在の測点番号と土量(約 2000.00 立方ヤード)が表示されます。

  3. マス カーブ ラインを選択します。右クリックします。[マス カーブ ライン プロパティ]をクリックします。
  4. [マス カーブ ライン プロパティ]ダイアログ ボックスで、[バランス オプション]タブをクリックします。
  5. [土取場と土捨場の追加/削除]領域で、[土取場の追加]をクリックします。
  6. 土取場の[測点]セルの をクリックします。
  7. 図面上で左に画面移動して、コリドーとサーフェスを表示します。コリドーの測点 6+25 付近をクリックします。

    測点 6+25 周辺の領域にサーフェス等高線がないことに注目してください。これは、リージョンが比較的平坦であることを示します。

  8. 土取場の[容量]セルに 2000 と入力します。

    これは、手順 2 で確認した概算土量の値です。

  9. [OK]をクリックします。

    バランス ラインより下の盛土量が完全にフリー ホールになります。

    さらに高度な操作: 3 番目のリージョンのマス カーブ土量のバランスを調整するために、測点 11+50 に 10000 立方ヤードの容量で土捨場を追加してみましょう。

  10. 図面を閉じます。変更内容は保存しないでください。

このチュートリアルを続けるには、「実習 3: マス カーブ ライン スタイルを編集する」に進んでください。