実習 1: 数量算出基準およびレポート設定を確認する

この実習では、数量算出基準およびレポートで使用可能なオプションを確認します。

数量算出レポート設定には、マテリアル リストの作成で使用する既定の数量算出基準、テーブルの既定のスタイルなどを設定します。数量算出基準には、マテリアルのリストが含まれます。このリストでは、土量情報の生成元にするサーフェスおよびシェイプを指定します。

数量算出設定を確認する

  1. チュートリアル図面フォルダにある Earthworks-1.dwg を開きます。

    図面を開くと、3 つのビューポートが表示されます。

  2. [ツールスペース][設定]タブで、[数量] [コマンド]を展開します。
  3. [コマンド]コレクションの下で、GenerateQuantitiesReport をダブルクリックし、[コマンド設定を編集]ダイアログ ボックスを表示します。
  4. 使用できる各種の設定を参照してください。ただし、どの設定も変更しないでください。確認したら、[キャンセル]をクリックします。

数量算出基準を確認する

  1. [ツールスペース][設定]タブで、[数量] [数量算出基準]を展開します。

    コレクションには、3 つのスタイルが定義されています。

  2. Earthworks スタイルをダブルクリックして、[数量算出基準]ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [マテリアル リスト]タブをクリックします。

    このタブには、データム サーフェス レイヤと EG (現況地盤)サーフェス レイヤを比較することにより土工計算(切土および盛土)を行う、事前に定義されたテーブルが含まれています。

  4. テーブル内の Earthworks 項目を展開してください。

    Earthworks 基準は、次の実習の数量計算に使用します。

    [状態]列で、EG サーフェスは[基本]に、データム サーフェスは[比較]に設定されていることに注目してください。これは、データム が EG より上にある時はマテリアルが盛土になり、データム が EG より下のときは切土になることを示しています。

    テーブルには 3 つの[係数]の値も含まれています。

    • [切土係数]は、一般的に掘削されたマテリアルの膨張係数として使用されます。これは、通常、1.0 以上です。
    • [盛土係数]は、一般的に盛土マテリアルの圧縮係数として使用されます。これは、通常、1.0 以上です。
    • [流用土]は、切土マテリアルのうち盛土として再利用できる割合を表します。これは、1.0 以下になります。
  5. [キャンセル]をクリックします。

このチュートリアルを続けるには、「実習 2: マテリアル リストを作成する」に進んでください。