実習 7: 積算費目リストを作成する

この実習では、サンプルの積算費目リストに内容を追加し、分類ファイルを更新して、その結果を確認します。

このワークフローを使用すると、既存のデータからカスタムの積算費目リストおよび分類ファイルを作成できます。

この実習は、「実習 6: 積算費目式を使用する」から継続しています。

新規積算費目リストを作成する

  1. チュートリアル図面フォルダにある Quantities-7.dwg を開きます。

    この図面には、ビルディング計画線、駐車場、アクセス道路によって構成される商業用サイトが含まれています。

  2. [解析]タブ [QTO]パネル [QTO マネージャ] 検索をクリックします。
  3. Windows エクスプローラーを使用して、Data¥Pay Item Data¥Getting Started フォルダに移動します。
  4. Getting Started.csv を選択します。右クリックします。[開く] [Microsoft Office Excel]の順にクリックします。

    積算費目リストが Microsoft Excel で開きます。Pay Item、Item Description、および Unit_E 列が[QTO マネージャ]ビスタの[積算費目 ID]、[説明]および[単位のタイプ]列に対応していることに注目してください。この構造を使用して、カスタムの積算費目リストを作成し、CSV ファイルとして保存できます。

  5. Microsoft Excel で、行 2 を選択します。右クリックします。[挿入]をクリックします。
  6. 手順 5 を 4 回繰り返して、5 つの空のセルを作成します。
  7. 新しい行に、次の情報を入力します。
    積算費目 項目の説明 [単位]
    14101-0025 SIGN, SPEED LIMIT, 25 EACH
    14101-0030 SIGN, SPEED LIMIT, 30 EACH
    14102-0011 SIGN, RIGHT TURN ONLY EACH
    14102-0012 SIGN, RIGHT TURN OR STRAIGHT EACH
    14102-0020 SIGN, LEFT TURN ONLY EACH
  8. 積算費目リストを My Civil 3D Tutorial Data フォルダに保存します。積算費目ファイルに Tutorial_QTO_Pay-Items.csv という名前を付けます。

積算費目分類ファイルを更新する

  1. [QTO マネージャ]ビスタで、[Division 150][Group 151]分類の順に展開します。
  2. Windows エクスプローラーを使用して、Data¥Pay Item Data¥Getting Started フォルダに移動します。
  3. Getting Started Categories.xml を選択します。右クリックします。[開く] [メモ帳]の順にクリックします。
    ヒント:

    積算費目分類ファイルは、どのような XML エディタでも編集できます。

    分類ファイルがメモ帳で開きます。

  4. メモ帳で、次の行を選択します。 
    <category type="value" start="" end="" title="Division 150" description="Project Requirements">
 <category type="value" start="" end="" title="Group 151" description="Mobilization">
 <category type="value" start="15101" end="" title="Section 15101" description="Mobilization"/>
 </category>

    この内容を[QTO マネージャ]ビスタに表示された分類と比較します。[開始]値は、各分類に存在する積算費目を指定します。たとえば、15101 で始まる積算費目は、Section 15101 分類に含まれています。

    この構造を新しい分類セットを作成する基礎として使用できます。

  5. 強調表示された行を選択します。[コピー]をクリックします。
  6. 前の手順でコピーしたブロックの始めにカーソルを合わせます。[Enter]を押します。
  7. 空の行にカーソルを合わせます。右クリックします。[貼り付け]を選択します。
  8. コピーしたブロック内で、次の行をコピーします。 
     <category type="value" start="15101" end="" title="Section 15101" description="Mobilization"/>
  9. 前の手順でコピーした行の終わりにカーソルを合わせます。[Enter]を押します。
  10. 右クリックします。[貼り付け]を選択します。
  11. 貼り付けた行で、既存の値を次の値に置き換えます。
    開始 終了 タイトル 説明
        Division 140 Traffic Control
        Group 141 Signs
    14101   Section 14101 Speed Limit
    14102   Section 14102 Traffic Direction
  12. 新しいブロックの終わりにある </category> 行を選択します。右クリックします。[コピー]をクリックします。
  13. 前の手順でコピーした行の終わりにカーソルを合わせます。[Enter]を押します。
  14. 右クリックします。[貼り付け]を選択します。

    完了した新しいコードは、次のようになります。 

    <category type="value" start="" end="" title="Division 140" description="Traffic Control">
 <category type="value" start="" end="" title="Group 141" description="Signs">
 <category type="value" start="14101" end="" title="Section 14101" description="Speed Limit"/>
 <category type="value" start="14102" end="" title="Section 14102" description="Traffic Direction"/>
 </category>
 </category>
  15. 積算費目リストを My Civil 3D Tutorial Data フォルダに保存します。積算費目ファイルに Tutorial_QTO_Pay-Item_Categorization.xml という名前を付けます。

更新したファイルを図面にロードする

  1. [QTO マネージャ]ビスタで、[積算費目ファイルを開く]をクリックします。
  2. [積算費目ファイルを開く]ダイアログ ボックスで、次のパラメータを指定します。
    注:

    積算費目ファイルおよび積算費目分類ファイルは、My Civil 3D Tutorial Data フォルダにあります。

    • [積算費目ファイル形式]: CSV (コンマ区切り)
    • [積算費目ファイル]: Tutorial_QTO_Pay-Items.csv
    • [積算費目分類ファイル]: Tutorial_QTO_Pay-Item_Categorization.csv
  3. [OK]をクリックします。
  4. [QTO マネージャ]ビスタで、[Division 140][Group 141][Section 14101]および[Section 14102]分類の順に展開します。

    新しい積算費目および分類が表示されていることに注目してください。

親トピック: チュートリアル: 数量を計算およびレポートする