NC コードのポスト処理

機械の NC コードを作成します。

ポスト処理では、画面上でツールパスのイメージを特定の NC 機械の言語に変換します。この出力は通常は G コード形式であり、これは機械工具のコントロールに使用する英数字形式です。異なる機械では、コントロール用にこの G コード形式のバリエーションを使用します。コードにはいくつかの標準化ルールがありますが、すべてのマシンが同じ G コード形式を使用するわけではありません。そのため、Fusion ではさまざまなポスト プロセッサを利用できます。ポスト プロセッサを言語の翻訳ツールとして考えてみましょう。

任意の 1 つのツールパスまたはツールパスの任意の組み合わせをポスト処理することができます。すべてのツールパスを選択するには、ブラウザ[セットアップ]をクリックします。ツールパスの選択後に右クリックして、[ポスト処理]を選択します。[アクション]パネルを表示して同様の操作を行うことも可能です。

アクセス:

リボン: [CAM]タブ [ツールパス]パネル [ポスト処理]

操作を右クリックします。

[ツールパス]パネル。

[ポスト処理]ダイアログ ページにはコントロールできる項目がいくつかあります。ここで主に注意すべき点は、正しい加工ポスト プロセッサを選択することです。ダイアログの[ポスト コンフィグ]セクションのリストをプル ダウンして、Fanuc 雛形ポストまでスクロールします。Inventor HSM には、さまざまな CNC コントロール向けに多数のポスト プロセッサが用意されています。

ポスト プロセッサを選択した後に、ページの下部にある[ポスト]ボタンを押します。[エディタで NC ファイルを開く]チェック ボックスをオンにすると、既定のエディタが開き、NC 出力が表示されます。

ポストがご使用のマシンに適していないように思われる場合は、出力に影響するいずれかのスイッチがオンまたはオフになっている可能性があります。使用可能なスイッチを確認して、機能を追加するか無効にします。すべてのポスト プロセッサに同じオプションがあるわけではあません。

重要: 新しいポスト プロセッサから NC コードをテストする際には、必要なすべての安全予防措置を取ります。

ポスト処理時間は、ポスト設定の複雑さとツールパスの長さによって大きく変化することに注意してください。一般的に、ポスト処理は数秒で完了します。ポスト プロセッサは、NC コードを生成している間も作業を維持できるように、バックグラウンド タスクとして実行されます。ポスト プロセッサ タスクは、タスク マネージャに一覧表示されます。ポスト処理が失敗した場合(プログラム名がサポートされていない場合など)は、タスク ログを開くことにより、タスク マネージャからエラー メッセージを表示することができます。