ポスト処理

1 番目のモデルを設計し、最初のツールパスが完了しました。ここで、CNC マシンでパーツを切削する方法を考えてみましょう。それにはポスト プロセッサが必要です。

ポスト プロセッサとは: ポスト プロセッサ(「ポスト」とも呼ばれます)は、画面に表示されるツールパスの画像を CNC マシンが理解する言語に変換する翻訳ツールです。いくつかのコントロールでより便利な対話形式を使用できる場合でも、ほとんどの場合、この言語は G コードになります。これを「G コード」と呼びます。

G コードとは: G コードについて詳細な情報が必要な場合は、オートデスクの CNC ハンドブックに含まれているドキュメントをご覧ください。CNC プログラミング言語の章を参照してください。

アクセス:

リボン: [CAM]タブ [ツールパス]パネル [ポスト処理]

[ポスト処理]ダイアログ ボックスの概要

コンフィグ フォルダ: システムがポストを検索する場所です。

設定

• カスタム ポスト ライブラリを使用: カスタム ポストのフォルダ位置です。
• インストールしたポスト ライブラリを使用: 標準ポストのフォルダ位置です。
• Autodesk HSM ポスト ライブラリを開く: オンラインのポスト ライブラリに移動して検索します。
• フォルダを開く: 現在のフォルダ場所を開きます。
• 更新: フォルダ内のポストのリストを更新します。
• 出力フォルダをリセット: 既定のポスト フォルダの場所を復元します。
• カスケード ポストを追加

ポスト コンフィグ: アクティブなポストを選択できる場所です。

使用できるポストをフィルタリングする

• マシン/コントロールを表すキーワードを入力します。(「Centroid」、「Mazak」、「Anilam」など)
• [すべて]フィルタを設定して、加工のタイプを制限します(ミル、旋盤、ミルターン、切削など)。
• [すべてのベンダー]フィルタに加工製造業者またはコントロールのタイプを設定します。

[ポスト]選択領域に、選択内容と一致するポストが表示されます。ポストが表示されない場合は、検索フィルタ オプションを調整します。それでもご使用のマシンに適したポストが見つからない場合は、[セットアップ](上記を参照)に戻り、[Autodesk HSM ポスト ライブラリを開く]を選択します。オンライン ライブラリには、より多くのポストの選択肢があります。

出力フォルダ: 新しい NC プログラムを保存する場所です。

NC 拡張子: ほとんどの場合、NC ファイルの拡張子は .NC です。一部のマシンには、特定のファイル拡張子が必要な場合があります。

プログラム設定: NC プログラムに挿入でき、NC プログラムの出力フォーマットに影響します。

• プログラム名と番号: NC プログラムを選択するまたはアクティブにするために使用される、NC プログラムの冒頭にある ID 番号です。
• プログラム コメント: このプログラムの対象を定義するテキストです。パーツ番号、説明または顧客名です。
• 単位: ドキュメントと同じ単位を使用します(インチ単位出力の強制またはメートル単位出力の強制)。
• 工具変更を最小限にするために順序を変える: このチェック ボックスをオンにすると、同じツールを使用する操作をグループ化します。
• エディタで NC ファイルを開く: 既定の NC エディタが開いて、NC プログラムを表示できます。

ほとんどのマシン/コントロールには、同じことを行うにしても方法がいくつかあります。NC プログラムも、使用可能な加工オプションによって変化する可能性があります。ポストには通常の機能をオン/オフする「スイッチ」があります。下記のハイライト表示されたセクションには、NC プログラムの出力を変更できる多数のスイッチがあります。ポストがご使用のマシンに適していないように思われる場合は、出力に影響するいずれかのスイッチがオンまたはオフになっている可能性があります。すべてのポスト プロセッサに同じスイッチがあるわけではありません。

これらの切り替えでコントロールできる内容の例

• らせんを許可: Inventor HSM が常にらせん処理を行うようになります。ただし、これでプログラムのサイズが小さくなります。
• [はい]に設定すると、G2/G3 IJK らせん円弧が得られ、[いいえ]に設定すると、多くの 3D 直線動作が出力されます。
• 高速送り速度: ご使用のマシンが、プログラムした送り速度(G1 F###)で移動できる最高速度です。
• 最大の円の半径: いくつかのコントロールには円弧の大きさに制限があります。
• 円弧形式: IJ 中心 G2 XYIJ を使用するか、半径 G2 XYR を使用します。
• 4 軸を使用: 3 軸のプログラムのために 4 軸の割出/ロータリー出力を抑制します。

重要: 新しいポスト プロセッサから NC コードをテストする際には、必要なすべての安全予防措置を取ります。

ポスト プロセッサがあり、NC コードを生成する場合は、「NC コードのポスト処理」の章を参照してください。