シュリンクラップ ツールが強化され、コントロールの強化、ユーザ インタフェースの改良、ワークフローの改良が行われました。この機能強化の主な内容は次のとおりです。
アクセス: [簡略化]パネルの[アセンブリ]タブからすぐにシュリンクラップにアクセスできます。
シュリンクラップを初めて使用する際、従来の動作に慣れている方は、ダイアログ ボックスが統合されていることに気づくと思います。3 つのタブを持つ単一のダイアログ ボックスがあります。
- [コンポーネント]タブ: リプレゼンテーションなどのドキュメント レベルの情報や、コンポーネントを削除する際のオプションがあります。
- [フィーチャ]タブ: どのフィーチャをシュリンクラップ パーツから削除するかを簡単に定義するためのオプションがあります。特定のフィーチャ タイプについて、保持したり、削除したり、範囲値で削除することができます。また、フィーチャの検出や保持に役立つツールもあります。
- [作成]タブ: ファイル関連の情報、シュリンクラップのスタイル、その他の設定があります。
ワークフローの主な改良点:
- 非表示のコンポーネントや指定のサイズ範囲のコンポーネントを削除し、オプションとして、保持するコンポーネントをインタラクティブに選択します。
- すべてのパーツ フィーチャ(穴/ポケット/フィレット/面取り)や指定のサイズ範囲のパーツ フィーチャを削除し、オプションとして、保持するパーツ フィーチャをインタラクティブに選択します。
- 保持または破棄するコンポーネント セットを表示し([追加したコンポーネント]および[除外されるコンポーネント])、セット間でコンポーネントをすばやく移動します。
- 結果として得られる簡略化されたコンポーネントを作成時と同じワークフローで編集します。
- 結果として得られるコンポーネントを、Inventor 以外のモデルも含めて、ソース アセンブリの変更時に更新します。
シュリンクラップの詳細については、「シュリンクラップ アセンブリ」とその子トピックを参照してください。
シュリンクラップ代替でも、この新しいワークフローを使用します。
関連する変更点
アセンブリ ドキュメントで、[簡略化]タブが廃止され、コマンドが[簡略化]パネルに移動しました。英語版の[Simplification]パネル([簡略化]パネル)は、以前は[Simplify]パネルでした。
また、シュリンクラップの変更は、シュリンクラップ処理を使用する LOD の[新規代替]にも適用されます。
Inventor から Revit RFA へのワークフロー
Inventor から Revit RFA へのワークフローには、新しいシュリンクラップのワークフローが反映されます。
詳細については「Inventor から Revt ファミリ ファイル(RFA)へのワークフロー」を参照してください。