生産性の向上
- アセンブリで、簡易モードの[開く]へのアクセスがさらに簡単になります(Inventor LT では使用できません)。
- 図面ビューで、尺度の編集中にビューの更新に遅延が追加されました。この遅延により、新しい尺度を入力するたびにビューがその新しい値に応答するのを待つ必要がなくなります。
- 図面ビューからサーフェスを除外することができます。[図面ビュー]ダイアログ ボックスの[修復オプション]タブで、[サーフェス ボディを含む]チェックボックスをオフにします。
- 保留状態の図面では、右クリック メニューから[更新を保留]にアクセスすることができます。動作は、[ドキュメントの設定]からオプションにアクセスした場合と同じです。
- [開く]ダイアログ ボックスからプレビュー表示オプションを変更することができます。メガネのチェック ボックスをオフにすると、プレビューが境界領域になります。
- ブラウザのステータス アイコンが古いコンポーネントを表します。古いコンポーネントがあるビューにもこのステータス アイコンが表示されます。
詳細については、「大規模なアセンブリ」を参照してください
パラメータ
- [使用者]列がパラメータ テーブルに追加され、どこでパラメータが使用されているのかを簡単に特定できます。
- [フィーチャによって]がパラメータ フィルタ オプションに追加されています。
ヒント: 複数のボディを含むパーツで、[使用者]と[フィーチャによって]フィルタ オプションを一緒に使用することで、依存関係を特定できます。
パフォーマンスの向上
すべてのドキュメントがある程度まで恩恵を受けますが、最も顕著な向上が見られるのは、大規模なアセンブリや大規模なアセンブリ図面で作業をする場合です(アセンブリは Inventor LT では使用できません)。
- シェーディング スタイルの図面ビュー、断面図および詳細図ビュー タイプの表示が速くなります。
- 拡大、縮小、および関連する入力手段(マウス、キーボード、3D マウス、ViewCube、ナビゲーション バー、リボン コマンドなど)で、最小のフレーム レート設定が使用されるようになりました。
- モデルや図面でのビューの移動、画面移動、回転が高速化されています。
- アセンブリを開く: 特にネストされたファイル構造の場合に便利です(Inventor LT では使用できません)。
- 図面ビューの作成、プレビュー、ビューの編集、ビュー リプレゼンテーションの変更ができます。
- スケッチ、図面ビュー、DWG アンダーレイなどを含む 2D グラフィックスのレンダリングが高速化されています。
- 図面でコンポーネントをすばやく選択できます。
- ラスタ ビューのレンダリングが高速化されています。
- 簡易モードと完全モードの両方で選択とハイライト表示がすばやく行えます。 (Inventor LT ではサポートされません)。
詳細については、「大規模なアセンブリ」を参照してください。
[アプリケーション オプション]および[ドキュメントの設定]
[アプリケーション オプション]が変更され、コンピュータ間の移植性とリリース間のマイグレーションが向上しました。
[アプリケーション オプション]は UI で表示され、XML を介してエクスポートとインポートができますが、現在は UserApplicationOptions.xml という名前のファイルに書き込み、およびこのファイルから読み込まれるようになりました。既定とは異なる設定の場合にのみ、このファイルに書き込まれます。いくつかの設定がレジストリと XML ファイルで維持されます。たとえばグラフィックス ハードウェア表示の設定などです。
既定のファイル パスは次のとおりです: %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Autodesk\Inventor 2018\
レジストリは引き続き他の設定に使用されます。
また、パフォーマンスの向上の結果、一部のアプリケーション オプションとドキュメントの設定が廃止されています。次は削除されました。
[アプリケーション オプション]
- [一般]タブ: [ツールチップの表示]セクションの[ツールクリップを表示]
- [ファイル]タブ: [ファイルを開く]セクションの[クイック ファイル オープンを有効にする]
- [図面]タブ: [容量/パフォーマンス]セクションの[メモリ節約モード]
- [アセンブリ]タブ: [関連関係の障害解析を有効化] (Inventor LT では使用できません)
[ドキュメントの設定]
- [図面]タブ - [メモリ節約モード]