点群選択ポイントアライメントの作成方法(ダイナミックポイント使用)

点群選択ポイントアライメントでは、1 つ以上の点群で選択された領域に CAD 上のターゲットポイントを一致させて、CAD モデルにパーツをアラインします。ターゲットポイントが 6 つの自由度を固定できるように、点群は 3 つ以上のパーツフェースをカバーしている必要があります。

点群選択ポイントアライメントの作成方法

  1. [ホーム]タブ > [マウスコンテキスト]パネル > [ダイナミックポイント編集]をクリックします。これにより、ダイナミックポイントコンテキストタブが表示されます。
  2. [ダイナミックポイント編集]を使用して、CAD モデルでポイントを選択します。これには、6 つの自由度を固定する 6 ポイント以上の選択が必要です。
  3. [ダイナミックポイント]タブ > [アイテム] > [点群選択ポイントアライメント]をクリックします。点群選択ポイントアライメント ダイアログにポイントが表示されます。例:

  4. アライメントの 名前 を入力します。
  5. 均一サイズの領域を使用するには、不変選択球直径使用 を選択し、選択球直径 に領域サイズを指定する値を入力します。
  6. 追加 をクリックします。ターゲット / 領域選択 ダイアログが表示されます。
  7. 座標表示 を選択し、選択の詳細を表示します。
  8. 以下のように、ポイントに一致する点群領域を指定します。
    1. リストからポイントを選択します。ターゲット がその位置に表示されます。
    2. 選択ポイントに一致する領域の中心で点群をクリックし、ドラッグにより点群からポイントを選択して、マウスボタンを放します。または、不変選択球直径使用 を選択し、点群をダブルクリックします。

      選択した点群領域を示す球 が、CAD ビューに表示されます。点群、領域中心のロケーション、領域半径、領域内のポイント数が、座標リストに表示されます。

  9. リスト内の各ダイナミック ポイントに対し、手順 8 を繰り返します。終了後、 をクリックして選択内容を保存し、ダイアログを閉じます。
  10. 異なる測定デバイスで取得、または、異なるデバイスの位置から取得された点群を使用して、アライメントを作成するには、変換済みデータ使用 を選択します。PowerInspect は、デバイス座標を CAD 座標に変換します。これにより、共通の参照システムを使用して、計算が行われます。
  11. CAD ビューでアライメントを表示するには、レポート、および、情報 タブで レポートに出力 を選択します。
  12. 投影近接基準 に、CAD サーフェスとポイント間の許容最大許容距離を入力します。この距離を超過するポイントは、無視されます。
  13. 以下のように、アライメントの最適化を行います。
    1. 概算アライメント作成後ベストフィット を選択します。
    2. [最大反復数]ボックスに、PowerInspect がベストフィット計算を行う最大回数を入力します。
  14. OK をクリックして変更を保存し、アライメントを作成します。