AutoTouchTrigger 測定設定方法

AutoTouchTrigger 測定方法は、タッチ トリガー プローブと併用するためにデザインされています。測定方法は、作業中の検査アイテムタイプ、および、[マシン]タブで選択されているプローブにより、有効になります。例えば、Helical 方法は、円錐と円錐に対しては有効になり、円弧に対しては無効になります。

Helical: Helical は上から下、または、下から上に、螺旋状にフィーチャーに巻きつくプローブ パスを作成します。このプローブパスは、PointsPitchChordal のいずれかの値から算出されます。

ISO10360Probing: この方法は、ISO 10360 に基づいて、球上のプローブ較正をチェックします。球の上半分に 4 つのスライス、25 ポイント(8 ポイントを持つ 3 スライスと、球の上部の 1 スライスに 1 ポイント)のプローブパスを作成します。

較正は、マシンからコントローラーに転送されません。

Longitudinal: この方法は、フィーチャーの軸に平行な、一連の線状パス(セグメント)を含むプローブ パスを作成します。このプローブパスは、PointsPitchChordal のいずれかの値から算出されます。

Optimal: この方法は、フィーチャーの周囲に固定数のスライスを含むプローブ パスを作成します。各スライスは、均一に分布した固定数のポイントを持ちます。ポイント数、および、スライス数は、フィーチャータイプにより異なります。既定で、円のプローブパスは、1 スライスにつき 6 ポイントを含みます。

平面、ライン、測定ポイントを指定する検査グループでは、この方法により、プローブパスの始点、および、終点に、安全高さ 値と同等のクリアランス距離が追加されます。

Raster: この方法は、プローブ ポイントのラスター パターンを作成します。ラスタープローブパスの算出方法を変更するには、ラスター ダイアログを使用します。

SelectedSurface: この方法は、指定サーフェスに対して、ラスター パターンを作成します。サーフェスを選択し、プローブパスをカスタマイズするには、サーフェスパラメーター ダイアログを使用します。

Slices: この方法は、フィーチャーの周囲にスライスのプローブ パスを作成します。スライスは、PointsPitchChordal のいずれかの値から算出されます。BodyPanel 方法は、参照平面を作成し、各新規 2D フィーチャーに割当てる 特殊な SlicesPoints 方法です。これは、ボディパネルなどのパーツ検査に有用です。

SlotEndOnly: この方法は、スライスを持つプローブ パスを作成します。このスライスは、長孔の各端末に均等に分布されたポイントを含みます。

SlotRectangleMin: この方法は、長孔、または、角孔で、長方形のスライスを持つプローブ パスを作成します。このスライスは、最少数のポイントで定義されます。

StylusVectorSafe: この方法は、サーフェス法線沿いにリトラクトの距離分リトラクトし、プローブ ベクトル沿いに安全高さの距離分リトラクトするプローブ パスを作成します。傾斜、または、垂直平面上のフィーチャーの測定時に、サーフェス法線沿いにプローブがリトラクトできない場合に使用します。

SurfaceEdgeProbing: この方法は、ガイド エッジ ポイント グループのプローブ パスを作成します。パスは、測定サーフェスとエッジポイントを交互に入れ替えます。

SurfaceSurfaceProbing — この方法は、ガイド エッジ ポイント グループのプローブ パスを作成します。パスは、対応するエッジポイントの測定前に、全サーフェスポイントを測定します。

ZAxisSafe: この方法は、サーフェス法線沿いにリトラクト距離分リトラクトし、マシンの Z 軸で安全高さ距離分リトラクトするプローブ パスを作成します。傾斜、または、垂直平面上のフィーチャーの測定時に、サーフェス法線沿いにプローブがリトラクトできない場合に使用します。

Fallback: この方法は、元の方法を現行構成で利用可能な方法に変更します。変更方法が最適であるとは限らないため、検査シーケンスの実行前に別の方法を選択する必要があります。 Fallback を選択することはできません。この方法は、元の方法が選択中のプローブで使用できない場合や、使用中の PowerInspect バージョンでは無効な、別のバージョンの測定方法でアイテムが指定された場合に使用されます。

これらの方法を 5 軸で使用すると、タッチポイント間の 5 軸移動を作成します。測定デバイスが 5 軸移動をサポートしていない場合、これらのオプションは 3 軸方法として扱われます。