検査対象に CAD レベルとオブジェクトを含めたり、除外するには

次図のサンプルでは、2 つのサーフェスはプローブの検索半径 内にあります。ただし、ポイントは常にプローブに最近接するサーフェスに投影されるため、下側のサーフェスは測定できません。この場合、検査から上側のサーフェスを除外すると、PowerInspect による下側のサーフェスの測定値の算出が可能になります。

検査から CAD レベルおよびオブジェクトを除外するには、[測定]タブ > [オプション]パネル > [アクティブレベル]をクリックします。

検査に使用される CAD レベル / オブジェクトの指定方法

  1. レベル マネージャーを使用し、除外する CAD オブジェクトをレベルに割り当てます。
  2. [測定]タブ > [オプション]パネル > [アクティブレベル]をクリックします。たとえば、[CAD オブジェクト選択]ダイアログが表示されます。

  3. をクリックしてフォルダーを展開し、CAD レベル、および、オブジェクトエントリを表示します。
  4. 検査に含める場合は、エントリに隣接するチェックボックスを選択します。また、除外する場合は、選択解除します。

    検査に含めるエントリ

    検査から除外するエントリ

    検査に含めるエントリ、および、検査から除外するエントリの両方を持つ親レベル / オブジェクト

    以下の例では、Level_1フェース 1~5、および、フェース 1~18 のみの検査が行われます。

  5. OK をクリックして変更を保存し、ダイアログを閉じます。パーツの検査時に、PowerInspect は検査用に選択されていない CAD レベルおよびオブジェクトを無視します。検査に有効なレベルは、CAD コンテキストと呼ばれます。

CAD ビューに表示される CAD レベルと、検査に有効なレベルは別々に制御されます。そのため、測定では無視されるサーフェスを CAD ビューに表示することができます。以下のように、CAD レベルを指定します。