パーツ補正パラメーター設定方法(アクティブ測定)

パーツと金型の比較 / 熱膨張率を考慮して測定値を調整する方法

  1. [測定]タブ > [その他]パネル > [パラメーター]をクリックします。
  2. パラメーター ダイアログの パーツ補正 タブを選択します。
注: パーツ補正は、CNC マシンおよび手動マシンの検査を作成する場合にのみ使用できます。

パーツと金型を比較するために補正する方法

  1. 縮小係数 に、測定値のスケール乗数を入力します。例:
    • 縮小を行わない場合は、乗数 1 を入力します。
    • 金型のモデルとパーツを比較し、縮小率を 3% に設定する場合、乗数 1.03 を入力します。
    • パーツのモデルと金型を比較し、縮小率を 1.5% に設定する場合、乗数 0.985 を入力します。
  2. これらの値を新規検査の既定として使用するには、既定パラメーターとして保存 を選択します。
  3. OK をクリックし、変更を保存します。

パーツの熱膨張の補正方法

  1. [最初の測定の取得時に温度を自動設定]をオンにし、[全て実行]のクリック時に測定デバイスに記録された温度を使用します。各設定の温度を手動で指定するには、チェックボックスを選択解除します。

    マシンプロトコルが自動温度測定をサポートしていない場合に、このチェックボックスを選択すると、検査開始時にエラーメッセージが表示されます。

  2. パーツの 熱膨張係数 を入力します。
    • 標準の膨張係数を使用する場合、リストからパーツの材質を選択します。
    • 膨張係数を指定する場合、リストから カスタム を選択して値を入力します。
    • 温度補正を使用しない場合は、なし を選択します。
  3. これらの値を新規検査の既定として使用するには、既定パラメーターとして保存 を選択します。
  4. OK をクリックし、変更を保存します。
注: PowerInspect は、プローブ ヘッドとスタイラスの熱膨張補正を行いません。補正の必要がある場合、測定値の取得温度で測定デバイスを較正します。

検査開始時にパーツの温度を指定する方法

パーツ補正 ダイアログを使用し、検査シーケンス内の全ての未測定アイテムの測定の直前に、パーツの温度を指定することができます。

検査開始時にパーツの温度を指定する方法

  1. 以下のように、パラメーター ダイアログの パーツ補正 タブを設定します。
    1. 最初の測定の取得時に温度を自動設定 を選択解除します。
    2. 標準、または、カスタム 熱膨張係数をゼロ以外に設定します。
  2. OK をクリックして変更を保存し、ダイアログを閉じます。
  3. [測定]タブ > [手動]パネル > [全て実行]をクリックします。

    アクティブ測定の名前が アクティブ測定 リストに記載され、パーツ補正 ダイアログが表示されます。

  4. 温度 にパーツの温度をセ氏度で入力し、Tab キーを押します。PowerInspect は、熱膨張係数から測定補正係数を計算し、[スケール係数]ボックスに表示します。
  5. OK をクリックして変更を保存し、ダイアログを閉じます。 PowerInspect が全画面モードに切り替わり、最初の未測定アイテムの[フィーチャー測定]ダイアログが開きます。