OMV マシンで多軸測定中にプローブの方向を設定するには

方向ポイント アイテムを使用し、多軸測定中にプローブの位置および回転を制御することができます。これにより、検査内のプローブ方向を指定、または、変更することができます。

注: 方向ポイントは、OMV マシンで使用する検査を作成する場合にのみ使用できます。

方向ポイントアイテムの作成方法

  1. [ホーム]タブ > [プローブパス]パネル > [方向]をクリックします。

    フィーチャー タブに 方向ポイント ダイアログが表示されます。また、CAD ビューの CAD データムに、方向ポイント記号 が表示されます。

    CAD ビューで記号を非表示にするには、検査シーケンスの 方向ポイント アイテムに隣接する電球をクリックします。

  2. 方向ポイントを設定します。

    参照データム - リストから、方向ポイントの原点として使用するデータムを指定します。

    読込み をクリックし、保存済みのファイルから方向ポイントの設定を読込みます。

    保存 をクリックし、現行設定をファイルに保存します。

    アライン をクリックし、参照データム と方向ポイントの軸をアラインします。

    リセット をクリックし、参照データム の原点に方向ポイントを移動します。方向ポイントを現行位置のままにするには、 を選択解除します。

    位置XYZ に座標を入力し、参照データム に相対して、方向ポイントのロケーションを指定します。CAD ビューの方向ポイントの位置は、別のボックスが選択されると自動的に更新されます。

    変換 - 現在の 位置 に相対し、方向ポイントのロケーションを変更します。たとえば、ポイントの X 位置を 10mm 変更するには、このボックスに 10 と入力して をクリックします。

    回転参照データム に相対し、方向ポイントを回転します。例えば、方向ポイントを Y 軸で 45 度回転するには、45 と入力して をクリックします。

    元に戻す をクリックし、直前の変更をキャンセルします。

    やり直し をクリックし、元に戻した操作を取消します。

    各変更を入力するたびに、方向ポイント記号が CAD ビューで移動します。

  3. をクリックし、方向ポイントを作成します。または、 をクリックし、変更をキャンセルします。
  4. をクリックし、方向ポイントをシミュレーションします。または、プログラムシミュレーション タブを使用し、検査シーケンスで方向ポイントをシミュレーションします。
  5. 警告: シミュレーション移動は、マシンの実際の移動とは若干異なる場合があります。