PowerInspect で検査シーケンスをシミュレーションするには

[プログラムシミュレーション]タブを使用すると、PowerInspect 内で、検査シーケンスのすべてまたは一部をシミュレーションすることができます。測定デバイスで検査シーケンスを実行する前に、このタブを使用して、検査の実行方法を確認し、プローブパス内のエラーを識別することができます。

注: [プログラムシミュレーション]タブは、CNC マシンおよび OMV マシンの検査を作成する場合にのみ使用できます。

検査シミュレーションの実行方法

  1. シーケンスの一部のみシミュレーションを行う場合、アイテム範囲 を選択します。
  2. シミュレーションを連続して繰返し行う場合、ループプログラム を選択します。シーケンスでアイテム範囲が指定されている場合、このオプションは無効になります。
  3. 既定で PowerInspect は、シーケンス内で潜在的な干渉を検出すると、シミュレーションを停止し、エラーメッセージを表示します。
  4. 実行ボタンを使用して、シーケンスのシミュレーションを行います。目的に応じて、次のいずれかをクリックします。

    一度に 1 アイテムずつ、シーケンスまたは範囲を実行します。

    シーケンス全体または範囲を実行します。

    一度に 1 移動ずつ、シーケンスまたは範囲を実行します。

    現行アイテムの後で、シミュレーションを一時停止します。

    シミュレーションをすぐに停止します。

    シーケンスの開始位置に戻します。

    一度に 1 アイテムずつ、シーケンスを戻します。

    PowerInspect が検査シーケンスのシミュレーションを実行すると、測定デバイスの移動が CAD ビューに表示されます。また、シーケンスが、進捗セクションに表示されます。

  5. [エラーで停止]チェックボックスが選択されている場合に、PowerInspect がエラーを検出すると、エラー メッセージが表示されます。目的に応じて、以下のいずれかをクリックします。
    • 無視 - エラーを無視し、シミュレーションを続行します。
    • 全て無視 - 全てのエラーを無視し、シミュレーションを続行します。 シーケンスの最後に達した場合、または、シーケンスの最初まで巻戻した場合は、エラーチェック機能が自動的に再有効になります。
    • 停止 - シミュレーションを停止します。

    シーケンスで検出された全エラーが、[エラー処理]リストに表示されます。CAD ビューでエラーを表示するには、リスト内で当該エントリをクリックします。

  6. エラーを修正します。

    シミュレーションを実行すると、PowerInspect[アクティブ測定]リストから[<測定シミュレーション>]を自動選択し、結果を保存します。