ベストフィットアイテムでは、CAD モデルとパーツのアライメントを最適化するために、測定済みのサーフェスを使用することができます。これにより、アライメントの誤差の削減、最小、または、最大実体状態の検出を行い、パーツとモデル間の余剰素材を最大にします。
ベストフィットアイテムの作成方法
選択したアライメントにベストフィットが未適用の場合、そのアライメントが 最適化アライメント に表示され、ベストフィットが適用されます。ベストフィットが適用済みの場合は、そのアライメントを含む最新のベストフィットアイテムが 最適化アライメント に表示され、ベストフィットに使用されます。
この方法では、下限偏差をプラスの方向で移動することで、パーツ周囲の余剰素材を最大にします。つまり、マイナスの偏差の「マイナス度」が減少し、プラスの偏差の「プラス度」が増加することになります。適切なフィットの作成には、パーツを完全に囲むポイントの選択が必要です。
ベクトル沿いに移動を固定する場合、ベクトル方向沿いの移動をロック を選択し、固定平面、および、方法 を指定して平面法線を定義します。
明確定義 - 座標タイプ リストから、いずれかの主軸、または、座標タイプを選択します。測定ポイントの回転は、当該軸の周りに制限されます。座標タイプの選択時には、法線方向の指定が必要になります。
既定で PowerInspect は、全軸での移動が可能です。ベクトル沿いに移動を固定する場合、ベクトル方向沿いの移動をロック を選択します。
指定フィーチャー - 測定ポイントの回転中心になるアイテムを選択します。または、 をクリックし、CAD ビューからフィーチャーを選択 します。
固定ポイント と 方法 を選択し、ポイントを指定します。
明確定義 - 座標タイプ を選択し、項目にポイントの座標を入力します。
指定フィーチャー - 回転ポイントを含む、ジオメトリックフィーチャーを選択します。または、 をクリックし、CAD ビューからフィーチャーを選択 します。
[ベクトル方向沿いの移動をロック]: PowerInspect の既定では、選択軸上の移動に制限はありません。ベクトル沿いに移動を固定するには、このオプションを選択します。
参照軸 - CAD モデルの回転の中心にする軸を選択します。または、 をクリックし、CAD ビューからフィーチャーを選択 します。
: [利用可能なアイテム]リストに、[選択されたアイテム]リスト内の選択グループを移動します。
: [選択されたアイテム]リストに、[利用可能なアイテム]リスト内の選択グループを移動します。
: [選択されたアイテム]リストに、[利用可能なアイテム]リスト内の全グループを移動します。
: [利用可能なアイテム]リストに、[選択されたアイテム]リスト内の全グループを移動します。
既定で、選択されたアイテム リストの各グループは、フィット時に均等に計算されます。任意のグループの測定値を強化させる場合、当該グループをクリックします。その後、ウェイトの値をクリックして、ボックスに乗数を入力します。
例えば、Inspection Group 1 のウェイトに 2.00 と入力すると、各ポイントを 2 度計算した場合と同じ効果が得られます。ただし、誤差エラーも 2 倍になります。