PowerInspect は OMV マシンツールから検査結果をインポートする次の 2 つの方法をサポートしています。次のものをインポートすることができます。
- マシンツールで計測された各アイテムの結果。この場合、PowerInspect と工作機械コントローラー間のリアルタイム接続が必要になります。
- 1 つのファイル内のすべての検査結果。
利用可能な方法は、インポートに使用するスクリプトファイルにより異なります。
検査結果のインポート方法
- NC プログラム タブを選択します。この .pwi ファイルのインポート詳細が指定済みの場合は、手順 9 に進みます。PowerInspect
をクリックし、インポーター構成 ダイアログを表示します。
- インポート方法を選択します。選択
- ファイル - マシンコントローラーに作成された測定ファイルから、ポイントのデータをインポートします。隣接する項目に、インポート対象ファイルのロケーション、および、名前を入力します。または、
をクリックして、ファイルを選択します。
- シリアルポート - マシンコントローラーのシリアルポート接続から、ポイントのデータをインポートします。このオプションを初めて使用する場合は、構成 をクリックして、コントローラーに必要なシリアル設定を行います。必要なシリアル設定に関する詳細については、ご使用中のコントローラーのマニュアルを参照してください。
- スクリプト - カスタムインポート工程を指定します。例えば、このオプションを使用して、ファイルやシリアルポート以外のソースから、データをインポートするためのカスタム方法を指定することができます。
注: スクリプト オプションの選択前に、カスタム タブの スクリプトファイル名 を使用して、適切なスクリプトを指定する必要があります。
- 既定で PowerInspect は、最後にエクスポートされた CLDATA (.cxm)ファイルに対して、インポートされたデータを検証します。データの検証に異なる CLDATA ファイルを使用する場合、最新のエクスポート CLDATA ファイル取得 を選択解除し、ファイル名 にファイルの保存ロケーション、および、名前を入力します。
- カスタム タブを選択します。
- 既定で PowerInspect は、\omvreaders フォルダーに保存されている reader_psfixture.rsf を使用して、計測データをインポートします。異なるインポートスクリプトを使用する場合は、以下のように設定します。
- カスタム タブを選択します。
- スクリプトファイル に、ファイルの保存ロケーション、および、名前を入力します。
- セッション タブの スクリプト オプションを選択します。
- 以下のように、アーカイブファイルに測定データを保存して、データを再インポートします。
- カスタム タブを選択します。
- 有効 を選択します。
- 出力フォルダー に、ファイルを保存するフォルダーのロケーションを指定します。
各アーカイブファイルの名前は、.pwi ファイル名と、アーカイブファイルの作成日時を組合せて作成されます。
- OK をクリックし、変更を保存します。
- NC プログラム タブの
をクリックし、測定値をインポートします。 NC プログラム タブは、処理にあわせてインポートの詳細を表示します。
説明
現在インポート中の検査シーケンスアイテム名
アイテムの測定に必要なポイント数
アイテムの取得済みポイント数
現行アイテムの進捗状況
インポートされたアイテムの詳細 (インポートが完了すると、要約が表示されます。)
PowerInspect は、リーダー スクリプト ファイル、計測データの含まれた入力ファイルなど、必要な情報を確認します。CLDATA ファイルの使用時は、測定値と CLDATA ファイル内の情報との一致も確認します。PowerInspect はエラーを検出すると、エラーメッセージ、および、対処方法を表示します。
スクリプトファイルのエラー、または、マシンの出力ファイルのエラーなど、インポートの続行が不可能な場合もあります。その他のエラーの場合、処理の続行が可能です。これは、プローブパスのエクスポート以降にアイテムが削除され、検査シーケンスと CLDATA ファイルが一致しなくなった場合などに発生します。