プローブパスのエクスポート方法

[プローブパスエクスポート]ダイアログを使用して、ファイルに検査シーケンスをエクスポートします。これにより、OMV マシン ツール上で実行可能になります。

PowerInspect からプローブ パスをエクスポートするには:

  1. 選択中のプローブ パスのみエクスポートする場合は、検査シーケンスで範囲を指定します。
  2. [ファイル]タブ > [エクスポート] > [プローブパス]をクリックします。プローブパスエクスポート ダイアログが表示されます。
  3. プローブパスエクスポート ダイアログを設定します。選択した フォーマット オプションにより、表示される設定が異なります。
    • フォーマット - エクスポートのファイルフォーマットを選択します。多くの場合で、NC プログラム + CLDATA ファイル オプションが使用されます。これにより、NC プログラムファイルと CLDATA ファイル(.cxm)が作成されます。NC プログラムファイルは、アイテムを測定するためにマシン上で実行されます。CLDATA ファイルには、測定に使用されるプローブ、および、プローブの移動に必要な詳細が含まれています。CLDATA ファイルは、NC プログラムファイルを作成するために、ポストプロセッサーで使用されます。このファイルは、PowerInspect に計測済みのデータを再インポートする場合にも使用されます。そのため、ファイルの削除、または、移動を行わないように注意が必要です。
    • ポストプロセッサーオプションファイル - マシン上で実行する NC プログラムファイル名(.pmoptz)を指定します。参照 をクリックして、異なるオプションファイルを選択することもできます。
    • NC プログラムファイル - NC プログラムファイルのフォルダー、および、ファイル名を指定します。フォルダー、ファイル名、NC プログラムファイルの拡張子を変更するには、参照 をクリックします。フォーマット リストから NC プログラム + CLDATA ファイル を選択すると、CLDATA ファイルが同一名(ただし、ファイル拡張子は .cxm)で作成され、同一フォルダーに保存されます。
    • CLDATA ファイルフォーマット リストから CLDATA ファイル を選択すると表示されます。エクスポートしたデータを保存する CLDATA ファイル名を入力、または、参照 をクリックして、ファイルを選択します。
    • [XML ファイル]: [フォーマット]リストから[ネイティブ XML]を選択すると表示されます。エクスポートしたデータを保存する XML ファイル名を入力、または、参照 をクリックして、ファイルを選択します。
    • プローブポイント出力 - プローブ先端、または、プローブ中心に相対し、プローブパス情報のエクスポートを行います。
    • パーツ名 - プローブパスを関連付けるパーツ名を入力します。
    • 工具番号 - プローブパスの実行時に使用する工具番号を入力します。これにより、工具番号と工具オフセット番号を設定します。
    • ゲージ長さ - RTCP サポートのない回転軸を持つ測定デバイスを使用する場合、プローブ先端から、スピンドルのゲージフェースまでの距離を指定します。
    • 出力座標 - プローブパスのエクスポートに使用する座標系を指定します。選択

      [<最終計算>]: 検査シーケンスで最終計測されたアライメントを使用します。アライメントが未計測の場合、または、[測定]タブ > [その他]パネルで[<測定なし>]が選択されている場合は、PCS (CAD データム)がエクスポートされます。

      [初期アライメント]: PCS (CAD データム)に適用されるアライメントを使用して、PCS (CAD データム)マシン データムのリレーションを定義します。

      測定済みアライメント - 指定されたアライメントを使用します。たとえば、ベストフィットを使用して改善された RPS アライメントが検査シーケンスに含まれている場合、その両方が選択可能になります。

      データム - 測定済みデータムアイテムを使用します。

    • [アクティブアライメントを無視]: 検査シーケンスのアライメントが計測済みの場合、PowerInspect はその結果を使用して、プローブ パスを再配置する変換を作成します。3 軸マシンを使用中の場合は、このチェックボックスを選択して、出力座標への変換の適用を阻止します。
    • WPCS - 測定デバイスが検査に使用する、ワークピース座標系(WPCS)の名前を入力します。
    • 注: 一部の測定デバイスでは、WPCS を データム、または、原点 としている場合があります。
    • 指定のプログラムでファイルを開く - エクスポートしたファイルを表示します。

      NC プログラム + CLDATA ファイル オプションの選択時には、NC プログラムファイルが開きます。

      他のオプションのフォーマットでは、CLDATA ファイル(.cxm)、または、XML ファイル(.xml)が開きます。NC プログラムファイルを表示するためのアプリケーションを指定すると、ファイルは当該アプリケーションで開かれます。アプリケーションが未指定、または、手動でプログラム選択 を選択すると、開く ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、アプリケーションの選択が可能です。

    • フォルダーを開く - エクスポートファイルの作成先のフォルダーの内容を表示します。
  4. OK をクリックし、プローブパスをエクスポートします。
  5. 検査シーケンスに規定変換が適用されたことを示すメッセージが表示された場合、変換に対してパーツが正しくアラインされていることを確認し、次のいずれかをクリックします。
    • 継続 - 変換とともにプローブパスをエクスポートします。
    • 中止 - エクスポートをキャンセルし、初期アライメントを修正、または、変換を元に戻します。

エクスポートが終了したら、工作機械コントローラーに NC プログラム ファイルを転送し、マシン上で実行します。