次の UserDefined 計測方法が利用可能です。
[Optimal]: PowerInspect は、プローブ パスの最初と最後の測定位置に、安全移動を作成します。各安全移動は、フィーチャーの位置を取得し、検査ダイアログで指定された安全高さの距離 で、フィーチャーの方向沿いに移動して作成されます。または、サーフェス検査グループの最初か最後のポイントを取得し、検査ダイアログで指定された安全高さの距離で、サーフェス検査グループの最初か最後のポイントのベクトル沿いに移動して作成されます。
最初と最後の測定位置の間では、プローブは各位置の後で、リトラクト距離 分移動します。
[自動方向設定]ボタンが利用可能で、未選択 の場合、PowerInspect は、マシンの Z 軸沿いにプローブを方向設定します。
[自動方向設定]ボタンが選択 されると、PowerInspect は、プローブヘッドを使用して、プローブ パスの最初のコンタクト ポイントのサーフェス法線に基づいて、プローブの方向を設定します。
[SurfaceNormal]: この方法は、[Optimal]と類似しています。ただし、PowerInspect は、各コンタクト ポイントでサーフェス法線を使用して、プローブ パス内のすべての位置に対して安全移動を作成します。この方法は、サーフェス検査グループにのみ適用されます。
[SafePlane]: 測定済みの各位置間の安全平面に、プローブを移動します。
サーフェス検査グループでは、平面はグループ内の上限ポイント上の安全高さ に配置されます。
設定を変更するには、検査ダイアログの [パラメーター] ボタンをクリックします。PointSafe パラメーターを無効にすると、安全平面への移動が削除されます。例:
[自動方向設定] ボタンが選択解除 されると、PowerInspect は、マシンの Z 軸沿いにプローブの方向を設定します。
[自動方向設定]ボタンが選択 されると、PowerInspect は、プローブヘッドを使用して、プローブ パスの最初のコンタクト ポイントのサーフェス法線に基づいて、プローブの方向を設定します。
[TeachAndLearn]: 旧バージョンの PowerInspect と互換性を持ち、元の TeachAndLearn プローブ パスを保持します。この方法は、プローブの アプローチ と リトラクト 距離のみを使用します。また、TeachAndLearn 機能を使用して作成されたプローブパスを含むファイルのみに適用可能です。
ZAxisSafe: この方法は、サーフェス法線沿いにリトラクト距離分リトラクトし、マシンの Z 軸で安全高さ距離分リトラクトするプローブ パスを作成します。傾斜、または、垂直平面上のフィーチャーの測定時に、サーフェス法線沿いにプローブがリトラクトできない場合に使用します。
StylusVectorSafe: この方法は、サーフェス法線沿いにリトラクトの距離分リトラクトし、プローブ ベクトル沿いに安全高さの距離分リトラクトするプローブ パスを作成します。傾斜、または、垂直平面上のフィーチャーの測定時に、サーフェス法線沿いにプローブがリトラクトできない場合に使用します。
Fallback: この方法は、元の方法を現行構成で利用可能な方法に変更します。変更方法が最適であるとは限らないため、検査シーケンスの実行前に別の方法を選択する必要があります。 Fallback を選択することはできません。この方法は、元の方法が選択中のプローブで使用できない場合や、使用中の PowerInspect バージョンでは無効な、別のバージョンの測定方法でアイテムが指定された場合に使用されます。
これらの方法の 5 軸バージョンは、タッチポイント間の 5 軸移動を作成します。測定デバイスが 5 軸移動をサポートしていない場合、これらのオプションは 3 軸方法として扱われます。