点群選択ポイントアライメントでは、1 つ以上の点群で選択された領域に CAD 上のターゲットポイントを一致させて、CAD モデルにパーツをアラインします。ターゲットポイントが 6 つの自由度を固定できるように、点群は 3 つ以上のパーツフェースをカバーしている必要があります。
点群選択ポイントアライメントの作成方法
- CAD ビューに、モデル、および、アライメントの作成に使用する点群を表示します。
- 検査シーケンスの定義レベルを選択します。
- [アライメントデータム]タブ > [アライメント]パネル > [点群選択ポイント]をクリックします。点群選択ポイントアライメント ダイアログが表示されます。
- アライメントの 名前 を入力します。
- 均一サイズの領域を使用するには、不変選択球直径使用 を選択し、選択球直径 に領域サイズを指定する値を入力します。
- 追加 をクリックし、モデル上のターゲットポイント、および、それらに対応する点群領域を選択します。これにより、ターゲット / 領域選択 ダイアログが表示されます。また、モデルと可視点群が、CAD ビューの上下分割画面モードで表示されます。
- 以下のように、ビューを調整します。
- モデルと点群を並列して表示するには、
をクリックします。
- モデル、または、点群のビューを変更するには、ビュータブを使用します。
- 両方のビューに同時に変更を適用するには、
を選択します。
- ターゲット / 領域選択 ダイアログの 座標表示 を選択し、選択の詳細を表示します。
- アライメントの作成に使用される、ターゲット領域ペアを指定します。
- モデルをダブルクリックし、アライメントのターゲットを選択します。矢印、および、ターゲット
が当該ロケーションに表示され、座標リストにターゲットの座標が表示されます。
- ターゲットに一致する領域の中心で点群をクリックし、ドラッグにより点群からポイントを選択して、マウスボタンを放します。または、不変選択球直径使用 を選択し、点群をダブルクリックします。
球
が表示され、選択した点群領域を示します。点群名、領域の中心位置、領域半径、領域内のポイント数が、関連するターゲットとして、座標リストの同一行に表示されます。
- 手順 9 を繰り返し、3-2-1 ルールを使用して 6 個以上のターゲット領域のペアを作成し、パーツ上の 6 軸すべてをロックします。
例:
- アライメントに使用するターゲット領域のペアを指定したら、
をクリックして選択を保存し、ダイアログを閉じます。
- 異なる測定デバイスで取得、または、異なるデバイスの位置から取得された点群を使用して、アライメントを作成するには、変換済みデータ使用 を選択します。PowerInspect は、デバイス座標を CAD 座標に変換します。これにより、共通の参照システムを使用して、計算が行われます。
- CAD ビューでアライメントを表示するには、レポート、および、情報 タブで レポートに出力 を選択します。
- 投影近接基準 に、CAD サーフェスとポイント間の許容最大許容距離を入力します。この距離を超過するポイントは、無視されます。
- 以下のように、アライメントの最適化を行います。
- 概算アライメント作成後ベストフィット を選択します。
- [最大反復数]ボックスに、PowerInspect がベストフィット計算を行う最大回数を入力します。
- OK をクリックして変更を保存し、アライメントを作成します。