AutoScan / UserScan 測定方法の概要

スキャンとは、マシンが断続的にパーツにプローブを接触させる測定手法の一種です。マシンは、プローブパス沿いのプローブの移動にともない、測定値を記録します。スキャンに適したプローブ ヘッドがある場合、PowerInspect は、 AutoScan または UserScan 測定方法を選択することにより、フィーチャーの連続スキャンが可能になります。使用中のマシン設定により、2 つの異なるスキャン方法タイプが有効になります。

PowerInspect では、次の測定方法をサポートしています。

HelicalPitch: 選択したフィーチャーの上から下または下から上に向かう回転数で定義された螺旋状のスキャン パスを作成します。例:

LineScan: ラインのスキャン パスを作成します。例:

LongitudinalLines: 選択したフィーチャーの軸に平行な一連の線状パス(セグメント)を作成します。ロンジット パスは、Points の値を使用して計算することができます。例:

SlicesPoints: 選択したフィーチャーの周囲に一連のスライスを作成します。スライスは、Points 値から算出されます。例:

CurveScan: ユーザーが入力したポイント沿いにスキャン パスを作成します。例:

SweepScanStrip: プローブのスキャンで使用する正弦曲線的カーブを作成します。ポイントは、カーブのスパインを指定します。[パラメーター]ダイアログで、スキャンの値として SurfaceScanWidthSurfaceScanHeightSurfaceScanPitchLeadAngleLeanAngle を指定する必要があります。例:

この方法を使用し、カーブしたサーフェスをたどるパスを作成します。

SweepScan: SweepScanStrip と同様、正弦曲線パスを作成します。ただし、プローブ角度やカーブの高さと幅を変更することはできません。例:

この方法を使用し、平坦サーフェスをたどるプローブパスを作成します。例: