ラック / ポート / インサートの配置方法

ラックを測定して、計測デバイス上でのその位置を特定し、マシン座標系に相対してラック座標系を作成します。

ラックを検出するには

  1. アクティブプローブツールを較正します。
  2. マシン タブの CNC ラック セクションで、検出対象ラックを選択し、検出 をクリックします。ラック検出 ダイアログが表示されます。

    MCR20 ラックの ラック検出 ダイアログ

  3. ダイアログの簡易図を参照し、指示にしたがってポイントを測定します。

    各ポイントを取得すると、ダイアログに XYZ マシン座標、IJK ベクトル、プローブの 直径、残りのポイント数が表示されます。全 7 ポイントの取得が終了すると、ダイアログに、計測デバイス上でラックが検出されたことを示す[検出成功]というメッセージが表示されます。ダイアログには、マシン座標系によるラック座標系の 原点IJK ベクトルによるラックの方向、安全ポイント の位置も表示されます。

    最終ポイントを削除するには、 をクリックします。全ポイントを削除するには、 をクリックします。

  4. マシン座標系で 安全ポイント を表示するには、CMM 座標使用 を選択します。ラック座標を使用するには、チェックボックスを選択解除します。
  5. 新規 安全ポイント を入力するには、XYZ の値を上書きします。または、現行位置取得 をクリックし、現行クイル取付けロケーションを使用します。

ポートまたはインサートを検出するには

ラックを検出すると、PowerInspect によってそのポートとインサートの位置が計算されます。ポート、または、インサートの位置が不正確な場合、ラック内でそれらを検出して訂正することができます。

  1. アクティブプローブツールを較正します。
  2. マシン タブの CNC ラック セクションで、検出対象ポート、または、インサートを持つラックを選択し、検出 をクリックします。ラック ダイアログが表示されます。
  3. ポート セクションで調整するポートを選択し、インサート検出 をクリックします。ポート検出 ダイアログが表示されます。 次の例は、FCR25 ラックの PA25 インサートの[ポート検出]ダイアログを示しています。

  4. ダイアログの簡易図を参照し、指示にしたがってポイントを測定します。

    各ポイントを取得すると、ダイアログに XYZ マシン座標、IJK ベクトル、プローブの 直径、残りのポイント数が表示されます。

    全 7 ポイントの取得が終了すると、ラック内でポート、または、インサートが検出されたことを示すように、検出成功 と表示されます。また、オリジナルの算出位置からの デルタオフセット も表示されます。

    最終ポイントを削除するには、 をクリックします。全ポイントを削除するには、 をクリックします。

  5. [OK]をクリックして検出を保存し、[ラック]ダイアログに戻ります。
  6. ステップ 3 から 5 を繰返し、ポート、または、ラックの検出を続けます。