アセンブリ解析で非線形接触解析を実行するには、表面接触を生成する必要があります。

モデル全体から自動的に接触ペアを検出するには、Autodesk Inventor Nastran ribbonの[接触]パネルで[自動]をクリックします。ダイアログ ボックスは表示されず、接触の生成処理がすぐに開始されます。自動接触の生成中は進行状況バーが表示されます。接触ペアが検出されなかった場合はポップアップ メッセージが表示されます。
接触のタイプと許容誤差は、[解析]ダイアログ ボックスの[オプション]タブでの指定に基づきます。[自動]コマンドを実行する前に、目的の接触パラメータを設定します。
自動的な接触ペアは、モデル ツリーの[解析]ブランチの[表面接触]に表示されます。これらは[モデル]ブランチには表示されません。したがって、自動接触を使用する場合は、現在のモデルで作成した解析ごとに[自動]コマンドを実行する必要があります。
接触が検出されると、接触しているパーツの名前が Autodesk Inventor Nastran モデル ツリーに表示されます。
[表面接触]ダイアログ ボックスにアクセスするには、次の 3 つの方法があります。
次のダイアログが開きます。ダイアログの構成は、[手動]と[ソルバー]のいずれのオプションをクリックしたかによって変わります。
手動モード

ソルバー モード

動的陽解法解析または準静的陽解法解析のソルバー モード

[自己接触]オプションのオン/オフで、サーフェス同士が接触できるかどうかを指定します。
[表面接触]フォームには、次の主要なセクションがあります。
非対称接触の場合、セカンダリ エンティティ上の節点はプライマリの接触表面を貫通できません。対称接触の場合も同じ動作になり、それに加えて、プライマリ エンティティ上の節点もセカンダリ表面を貫通できません。
このフォームのその他のセクションは、選択した接触タイプ([自動]または[手動])に応じて若干異なります。[表面接触]フォームで使用できるその他のセクションの詳細を表示するには、このページの下部にあるリンクをクリックしてください。
手動で定義した接触ペアは、ツリーの[モデル]ブランチの[表面接触]節点に追加されます。接触ペア作成の際に[解析に追加]オプションがアクティブであれば、ツリーの[解析]ブランチの[表面接触]にも接触ペアが表示されます。表面接触ペアがツリーの[解析]ブランチに追加されると、[モデル]ブランチに移動せずに、(コンテキスト メニューを通して)新しい表面接触を解析に作成できるようになります。
表面接触は Autodesk Inventor Nastran モデル ツリーの[モデル]ブランチから[解析]ブランチに、ドラッグ アンド ドロップしたりコピーして貼り付けることができます。
表面接触のコンテキスト メニューは、どのエンティティを右クリックするか([表面接触]グループの見出し、自動生成された接触ペア、または手動で指定した接触ペア)によって異なります。
「グループ編集」機能を使用することで、複数の表面接触を同時に選択して、編集することができます。共通のプロパティを 1 回変更すると、選択したすべての接触にその変更を適用することができます。修正しようとしている設定が選択したすべてのペアに共通のものである限り、各接触ペアを個別に編集する必要はありません。