理想化

ここでは、すべての要素の物理特性が[モデル]ツリーでグループ化されます。[理想化]ブランチは最大 4 つのサブブランチで構成されます。

• ソリッド
• シェル
• ビーム
• 集中質量

[理想化]ダイアログ ボックスにアクセスするには、次の 2 つのうちいずれかの操作を実行します。

• Autodesk Inventor Nastran ribbon タブの[準備]パネルにある[理想化]をクリックする。

  

• モデル ツリーの[理想化]を右クリックして[新規]を選択する。

次に示すダイアログ ボックスが表示されます。

[理想化]フォームでは、次のセクションが使用できます。

• [名前]: このフィールドには、たとえば「ソリッド特性」など、特性の名前を入力します。
• ID: プロパティの ID が Autodesk Inventor Nastran によって[材料]と同じように自動的に更新されます。
• タイプ(既定はソリッド要素): パーツのプロパティ タイプを選択します。
  • ソリッド要素: 3D 四面体 1 次要素および 2 次要素です。
  • シェル要素: 四角形および三角形の 2D 要素です。
  • ライン要素: 6 つの自由度を持つ 1D 要素です。
• ライン要素タイプ: 3 タイプのライン要素が利用できます。
  • バー
  • ビーム
  • パイプ
• [解析に追加]: このチェックボックスをオンにすると、この理想化が現在の解析に自動的に割り当てられます(モデル ツリーの[解析]ブランチ内に表示されます)。

  解析の対象にする材料または理想化を定義できます。これらの項目は、常にツリーの[モデル]ブランチ(下半分)に表示されます。ここから、アクティブな解析にコピーすることができます。[解析に追加]チェックボックスは既定でオンになっています。

• [材料]: これにより、同じ[物理特性]ダイアログ ボックスで新しい材料 を定義し、定義済みの材料を割り当てることができます。物理特性下に自動的に配置されます。
• [色]: 画面上のメッシュの色を反映する物理特性の色を選択できます。

  

• [関連ジオメトリ]: このオプションがアクティブになっていない場合、特性はモデル全体(すべての面、パーツ、またはスケッチ エンティティ)に割り当てられます。特定の面、パーツ、またはスケッチ エンティティを 1 つまたは複数選択して理想化特性を割り当てられるようにするには、シェル要素の[関連ジオメトリ]オプションをアクティブにします。このオプションは、次の要素タイプに適用できます。
  • [ソリッド要素]: [関連ジオメトリ]オプションをアセンブリに適用できます。理想化プロパティを割り当てるアセンブリ内のパーツを 1 つまたは複数選択します。
  • シェル要素: 理想化特性を適用する面を 1 つまたは複数選択します。
  • ライン要素: 理想化プロパティの適用対象にするスケッチ エンティティを[入力タイプ]で選択します。
    • 特性入力
    • 断面
    • [構造部材]

  構造部材の断面プロパティは、Inventor の Frame Generator によって決まります。

このフォームのその他のセクションは、選択した要素の[タイプ]、および選択した[入力タイプ]によって、内容が異なります。これらのトピックに関する詳細を表示するには、ページの下部にあるリンクをクリックしてください。

ツリーの[モデル]ブランチから[解析]ブランチに理想化をドラッグ アンド ドロップするか、コピーして貼り付けることができます。

[解析]に追加された新しい理想化は、該当するサブグループ([ソリッド]、[シェル]、または[ビーム])に表示されます。

ツリーの[解析]セクションで[理想化]サブグループ([ソリッド]、[シェル]、[ビーム]、または[集中質量])を右クリックした場合は、コンテキスト メニューから次のオプションが使用できます。