並列運転する複数のポンプを設定する場合は、機械設備セットを作成します。より正確に配管のサイズ設定ができるように、セット内の稼働中ポンプの数に基づいた 2 つ以上のポンプに対して同等のフローで計算されます。
機械設備セットを作成する場合、稼働中ポンプおよび待機中ポンプの数を指定することができます。この情報は、ポンプ セットの分岐およびヘッダの適切なサイズを設定するために、流量と圧力損失の計算に使用されます。
並列ポンプ セットの両端にキャップの付いたヘッダが含まれる場合、ヘッダの全体の長さに沿った流量はシステム流量と同じになります。ヘッダ内のコンポーネントのみを選択し、システムの他の部分で使用されるよりも低い速度でサイズ設定ツールを適用すると、ヘッダのサイズが大きくなりすぎることがあります。
ポンプ セットの計算上の流量は、システムの流量に一致します。ポンプ セットの計算上の圧力損失は、ポンプの分岐配管クリティカル パスの計算上の圧力損失に等しくなります。ポンプ セットについての情報を表示するには、システム ブラウザを使用します。配管システムのポンプ セット情報は、圧力損失レポートにも表示されます。
ポンプ セットを作成する前に、[機械設定]ダイアログで[密閉式冷温水配管系統の解析を有効にする]がオンになっていることを確認します。
選択したポンプはポンプ セットに追加されます。
初めてポンプ セットを作成する場合、または既存のポンプ セットにポンプを追加する場合は(待機中のポンプを作成したい場合でも)、すべてのポンプを稼働中として設定する必要があります。
これらのポンプが必要なくなった場合は、ポンプ セットから削除します。セットから削除するときは、ポンプ セットを有効のままにするために、セット内に少なくとも 2 つのポンプを残す必要があります。
ポンプを削除すると、残りのすべてのポンプはそれまで待機中であっても稼働中になります。