いずれの衛生器具も衛生システムに割り当てる必要がありますが、衛生システムのフローは重力に依存するため、配管には勾配を付ける必要があります。
[レイアウトの生成]ツールを使用すると、大半の衛生システムにレイアウトおよび勾配を指定することができます。ただし、ベントやトラップなどの修正、およびさまざまな建物レベル間の接続は手動で行う必要があります。最初に、衛生システムを作成します。
衛生システムのレイアウト配管
- 1 つまたは複数の衛生器具を平面図ビューで選択します。
- [衛生器具を修正]タブ [システムを作成]パネル
(配管)をクリックします。
- [配管システムを作成]ダイアログで、次の項目を指定します。
- [システム タイプ]: ビューで選択した器具のタイプにより、割り当てられるシステム タイプが決定されます。給排水衛生システムの場合、既定のシステム タイプは、[サニタリー]、[生活給水]、[生活給湯]、および[その他]です。
- [システム名]: システムをユニークに識別します。Revit が提示するシステム名を使用することも、名前を入力することもできます。
- [OK]をクリックします。
これまで割り当てられていないシステムは、システム ブラウザの[配管]フォルダに移動します。
[レイアウトの生成]ツールを使用すると、衛生システムの配管のレイアウトを設定することができます。
- 衛生器具を表示する 3D ビューを開き、キーボード ショートカット w t を入力してビューを並べて表示します。
- 平面図ビューで、衛生システムの衛生器具の 1 つを選択します。
- [修正 | 配管システム]タブ [レイアウト]パネル (レイアウトの生成)または (プレースホルダを生成)をクリックします。
- 器具に対して複数のシステムを作成した場合は、[システムを選択]ダイアログで、新しい衛生システムを選択して、[OK]をクリックします。
[レイアウトの生成]タブがアクティブになります。
注: 傾斜配管を作成するときには、システムに有効な排水点があることを確認します。または、[基準を配置]コマンドを使用して、有効な排水点を確立します。
- [レイアウトを修正]パネルで、[基点を配置]をクリックします。
- オプション バーで、[設定]をクリックします。
- [配管変換設定]ダイアログで、配管のタイプと衛生配管の本管および枝管セグメントのオフセットを指定します。
この例では、[本管]および[枝管]は、[配管タイプ]に PVC、[オフセット]に -1' 6" (-450 mm)に設定され、配管は平面図ビューの現在のレベルに関連付けられているレベルの下に配置されます。
[OK]をクリックします。
- [勾配]パネルで、[勾配値]の値を選択します。たとえば、1/8" /12" (32 mm)です。
- 既定の[パターン タイプ: 経路]を受け入れて、 または をクリックして、提示された経路パターン間を移動し、平面図に最も適した経路パターンを選択します。パターン タイプの詳細については、「レイアウトを生成する」を参照してください。
- 必要に応じて、[修正]をクリックし、配管セグメントを位置変更して障害を回避します。
- システムの配管の経路に問題がなければ (レイアウトを終了)をクリックします。
[変換設定]ダイアログおよびオプション バーの指定に従って、配管が作成されます。
注: ローカルの建築規制条例では、多くの場合、排水設備に対して 45 度のジャンクションが必要とされます。90 度の継手を修正する方法については、「経路パターンを変更する」を参照してください。
ベントを作成するには、配管継手をアップグレードして、システム タイプを指定して、ベントとして機能する垂直セグメントを描画します。
- 垂直配管とトイレ背面からの衛生メイン配管とをつなぐエルボを選択し、エルボ上部のプラス記号をクリックして継手を T 継手にアップグレードします。
- 平面図ビューを選択し、T 継手を選択して、T 継手のコネクタをハイライト表示します。
下のコネクタは最初にハイライト表示されるコネクタです。
注: コネクタ記号が表示されない場合があります。代わりに、ハイライト表示された正方形が表示されます。
[Tab]を 1 度押して上のコネクタをハイライト表示し(わずかに大きな四角がハイライト表示される)、コネクタを右クリックし、[配管を描画]をクリックします。
- [プロパティ]パレットの[機械]で、システム タイプに[ベント]を指定します。
- オプション バーで、[オフセット]に 250 cm と入力し、[適用]をクリックし、[修正]をクリックします。