太陽熱放射解析を実行した場合、放射エネルギーバランスの完全なレポートは、サマリーファイルの中でも提供されます。以下はレポートのサンプルです。特定の項目の意味に関するコメントは、線の下に書かれ、前に「>>>>」記号が付けられています。
Simulation Time 1.728000e+003 seconds, year = 2006, month = 2, day = 1 hour = 12 minute = 25 second = 5
L2 Norm of residual before solve = 1.06209e-003
Radiosity Solution has converged
Iter=10 ResNorm = 6.36236E-014
CPU time to solve radiosity matrix = 4
Radiation heat balance = 4.1933e-010/ 86.259 = 4.8613e-010%
部品ID別の輻射熱荷重:
>>>>部品 3 は太陽熱流束から 14.379 ワットを受けていますが、正味エネルギー増加量は 12.858 のみです。これは、この部品が約 1.5 ワットを周囲に対して失っていることを意味します。逆に、部品6の正味流入量は太陽から受け取ったものよりもわずかに多い結果となります。これは、周囲から追加の放射エネルギー受け取っていることを意味します。全太陽熱荷重 = 全輻射熱荷重であり、良好な放射エネルギーバランスが表示されている点に注目します。