[オブジェクト モーションの継承](Object Motion Inheritance)ロールアウト(P アレー)

それぞれのパーティクルの位置と移動方向は、パーティクルが作成されるときのエミッタの位置と方向で決まります。エミッタがシーン内を移動する場合、パーティクルはエミッタのパスに沿って分解されます。

以下のオプションでは、エミッタのモーションがパーティクルのモーションに影響を及ぼします。

手順

例: オブジェクト モーションの継承を観察するには:

  1. [スーパー スプレー](Super Spray)パーティクル システムを作成します。
  2. フレーム 1 と 15 の間で、横に(パーティクル ストリームの方向に垂直)移動するエミッタをアニメートします。
  3. トップ ビューポートから観察しながら、アニメーションを 再生します。

    エミッタはフレーム 15 で停止しますが、その点まで放出したパーティクルはエミッタのパスとパーティクルのパスの間の対角線に沿って移動し続けます。残っているパーティクルは、エミッタからまっすぐに移動します。

  4. [オブジェクト モーションの継承](Object Motion Inheritance)ロールアウトで、[影響](Influence)編集ボックスを 50 に設定します。
  5. アニメーションをもう一度 再生します。

    このときに、パーティクルの一部しかエミッタのモーションを継承しませんが、残りはエミッタからまっすぐに移動します。後者は、各パーティクルはエミッタ パス上の後の点に現れるので、対角線ストリームを形成することに注意してください。

インタフェース

影響

パーティクル発生の瞬間にオブジェクト ベースのエミッタのモーションを継承するパーティクルのパーセント値を指定します。たとえば、この値を 100 に設定した場合(既定値)、移動するオブジェクトとともにすべてのパーティクルが移動します。0 (ゼロ)に設定した場合は、どのパーティクルもオブジェクトの変換の影響を受けず、その移動に遅れません。

強度

エミッタのモーションがパーティクルのモーションに及ぼす影響の大きさを修正します。このパラメータは正の値または負の値を指定できます。

変動

[強度](Multiplier)の値の変動のパーセントを指定します。