Maya グループ メンバを 3ds Max に書き出すと、グループ ノードへの接続が失われます。つまり、グループのメンバーは書き出す時にグループ ノードの表示設定を継承しません。
たとえば、Maya の球体は SphereGroup と呼ばれる非表示グループ ノードのメンバーであるが、球体の表示プロパティは表示である場合、球体はグループ ノードの表示プロパティを継承して非表示になります。これは Maya で想定されている動作です。
ただし、これを Maya から書き出して 3ds Max に書き込むと、球体は再び表示されます。これは、3ds Max への読み込む時に、球体が SphereGroup の非表示プロパティへの接続を失うためです。
グループ ノードが非表示(またはそのレイヤが非表示)のとき、表示設定は取り消されます。これが起きると、グループのすべてのメンバーは既定値で非表示になります。Maya で作業している限りは、これらのノードの読み込みや書き出しで問題が生じることはありません。
ただし、3ds Max オブジェクトは可視性プロパティのみを継承し、非表示/表示プロパティを継承しないので、Maya で非表示になっているすべてのグループ メンバは、3ds Max に読み込まれると非表示を解除されます。これは、FBX がグループ ノードを 3ds Max のメンバーの親であるダミー オブジェクトに変換するためです。この場合、技術的にはグループ ノードだけが作成する各レイヤ表示上にあり、メンバーは既定値のレイヤの一部になります。
次のことを実行すると、3ds Max におけるこれらのオブジェクトの表示問題を解決することができます。
これにより、レイヤ表示にグループ ノードとすべてのメンバーが追加されるので、3ds Max での表示が維持されます。