Parameter Control アニメーション化プロパティを GLOBAL または LOCAL に設定します。

アニメーション化可能なプロパティには、2 つの別々のグループ、GLOBAL と LOCAL があります。これらのプロパティはそれぞれ、異なるアニメーション パラメータを制御します。LOCAL アニメーション パラメータは 1 つ 1 つのオブジェクトに対応しています。一方、GLOBAL パラメータはあるタイプのパラメータすべてに対応しています。

Parameter Control ウィンドウ インタフェース

Animation > Editors > Param Control を選択して、Parameter Control ウィンドウを表示します。

Parameter Control ウィンドウには、アニメーション化可能なあらゆるタイプの項目のアニメーション パラメータ(アトリビュート)がすべて表示されます。たとえば、X Translate は DAG ノードのアニメーション パラメータ、Angle of View はカメラのアニメーション パラメータ、Reflectivity は Shader のアニメーション パラメータです。

GLOBAL パラメータ

GLOBAL の左隣にある下向きの矢印をクリックすると、アニメート可能な全項目のリストが表示されます。それぞれのアニメーション パラメータを制御する。アニメーション化可能な項目の左隣にある下向きの矢印をクリックすると、その項目のアニメーション化可能なアトリビュートのリストが表示されます。

Global パラメータ ウィンドウ

DAG ノードの GLOBAL パラメータの設定を展開すると、下図のようなウィンドウが表示されます。チェックマークが付いているチェックボックスはすべて、アニメーション化可能なパラメータを表します。Visibility はチェックされていません。したがって、現時点で設定されているキーフレームでは、このパラメータはアニメーション化されません。

Curve CV Global パラメータの設定を展開すると、Position XYZ はアニメーション化可能ですが、現在、Weight はアニメーション化できないことがわかります。

Shading パラメータのグローバル設定

Shading パラメータの左隣にある下向きの矢印をクリックすると、Shader パラメータと Texture パラメータのサブセクションが表示されます。サブセクションの左隣にある下向きの矢印をクリックすると、Shader や Texture のパラメータ設定が表示されます。

LOCAL パラメータ

LOCAL の左隣にある下向きの矢印をクリックすると、現在、アクティブになっているアニメーション化可能な全項目のリストが表示されます。モデリング ウィンドウでオブジェクトを選択(または選択を解除)するか、Multi-lister ウィンドウで新しい Shader、Texture、Light のいずれかを選択すると、新しくアクティブになった項目が反映され、LOCAL の下にある項目が変化します。

アニメーション化可能な項目の左隣にある下向きの矢印をクリックすると、その項目のアニメーション化可能なアトリビュートがすべて表示されます。通常、このリストは、このタイプの項目に対して GLOBAL パラメータで表示されるリストと同じアトリビュートが表示されます。しかし、場合によっては、LOCAL アニメーション パラメータが GLOBAL アニメーション パラメータのサブセットになっていることもあります。たとえば、すべての Light は Color、Intensity、Shadow アトリビュートを持ちますが、Ambient light だけは、Ambient shade アトリビュートを持っています。

LOCAL パラメータ ウィンドウ

LOCAL パラメータ ウィンドウは、アクティブなすべての項目のリストを表示します。

アニメーション パラメータの右隣には、GLOBAL であるか、LOCAL であるかに関係なく、チェックボックスが 1 つずつ付いています。パラメータがオンに設定されている場合、このボックスにチェックマーク(4)が付いています。パラメータをオフに切り替えるには、対応するチェックボックスをクリックしてチェックマークを外します。

IK ハンドルのパラメータ名

IK ハンドルは DAG ノードですが、DAG ノードのスタンダード パラメータである Translate、Rotate、Scale と異なるパラメータ名を表示するものもあります。下の図に、スプラインハンドルとシングルチェーン IK ハンドルとの違いを示します

パラメータ

オプション ボックスに Params があるアニメーション機能はすべて、アニメーション パラメータのオンまたはオフ状態に基づいて動作します。

たとえば、Animation > Keyframe > Set Keyframe 、Animation > Edit > Duplicate Animation Channels 、File > Export > Anim では、すべてオプション ボックスに Parameters オプションが表示されます。

これらの機能で Parameters オプションが Global に設定されている場合、Parameter Control ウィンドウの GLOBAL パラメータ セクションにチェックマークが付いているアニメーション パラメータのみに機能が適用されます。これらの Parameters オプションを Local に設定すると、Parameter Control ウィンドウの LOCAL パラメータ セクションにチェックマークが付いているアニメーション パラメータのみに機能が適用されます。

GLOBAL と LOCAL の違いは、GLOBAL パラメータでは 1 組のパラメータがすべてのオブジェクトに適用されますが、LOCAL パラメータはアニメーション化可能な項目それぞれに対して適用できます。したがって、項目それぞれに対して、個別に LOCAL パラメータを設定し、Parameters を Local に設定してアニメーション機能を実行すれば、異なる項目に異なるアニメーション パラメータを適用できます。

各 GLOBAL パラメータは Alias を起動するたびに既定の設定に戻ります。しかし、項目に個別に設定された LOCAL パラメータはファイルを保存するときにいっしょに保存されます。したがって、モデルを呼び出すと、最新の LOCAL パラメータ設定も同時に呼び出されます。

項目のアニメーション化可能なパラメータの右隣にあるチェックボックスを見ると、パラメータの状態が一目でわかります。特に、項目が LOCAL パラメータでアニメーション化されている(つまり、この項目のアニメーション パラメータにチャンネルが存在する)場合、パラメータの右隣にあるチェックボックスは、SBD ウィンドウでアニメーション化されている項目での表示と同様、白い平行四辺形になります。

ある項目のアニメーション パラメータをすべてオンまたはオフに設定するには、GLOBAL と LOCAL パラメータ見出しの下にある項目名の右隣にあるチェックボックスをクリックします。

apply ボタンの使用方法

同じタイプの複数の項目に対し、一度に LOCAL パラメータ設定を変更したいときがあります。この場合、XY 平面でカーブやサーフェスの CV をアニメーション化するときに、すべての CV の Z 座標に対する LOCAL アニメーション パラメータをオフにする必要があります。

1 つのオブジェクトに CV が数百個もある場合、CV を 1 つずつ選択し、Z 座標に対する LOCAL アニメーション パラメータをオフにするのは非常に厄介な作業です。そうする代わりに、すべての CV を選択し、(CV がカーブにあるかサーフェスにあるかに応じて) Curve CV または Surface CV パラメータ ウィンドウでZ 座標に対する GLOBAL パラメータ ボックスをオフにしてから、ウィンドウの GLOBAL パラメータ セクションで apply ボタンをクリックします。これで、各タイプの項目に対する GLOBAL パラメータ設定が、LOCAL パラメータ ウィンドウの LOCAL パラメータ コントロールの各項目にコピーされます。

この状態で CV を 1 つ選び、LOCAL パラメータ ウィンドウを開いてみると、その Position Z パラメータはオフになっています。

apply ボタンの隣にチェックボックスがあります。このボックスをクリックすると、アニメーション化可能な種類の項目すべての GLOBAL パラメータをオン、またはオフに切り替えることができます。チェック マークはパラメータがオンであることを表します。

関連情報

• Animation SDL(アニメーションSDL)

関連リファレンス

• Render > Multi-lister
• Delete > Animation > Delete Channels
• Animation > Edit > Duplicate Animation Channels
• File > Export > Anim