概要 - さまざまな面積計算標準の図面を使用する

ある面積計算標準によって計算された境界オフセットを持つスペースを含んだ図面を交換するときは、図面を受け取る側も、使用している AutoCAD Architecture 2022 toolset のバージョンで同じ面積計算標準が使用できる必要があります。AutoCAD Architecture 2022 toolset の AEC の[オプション]ページでこの標準を選択できないバージョン(つまりこの標準がインストールされていないバージョン)で図面を開こうとすると、すべてのスペースに解決策のヒント アイコンが表示されます。これを解消するには、必要な標準の DLL を \\Autodesk AutoCAD Architecture <バージョン>\Space Calculation Standards\ フォルダにコピーします。AutoCAD Architecture 2022 toolset には、4 つの標準(基本、BOMA、SIS、DIN-277)の DLL が含まれています。基本標準は、直接アプリケーション フォルダにあり、移動または削除することはできません。

外部参照内にあるスペースを扱う場合、各スペースでは、それが含まれている図面で定義された境界オフセットと面積計算標準が使用されます。これにより、プロジェクト間で異なる境界オフセットが使用されるおそれがあるため、各図面が同じ境界オフセットと面積計算標準を使用していることを確認する必要があります。