モデルから 3D 自由形状スペースを生成しようとすると、「有効な境界が見つかりません」というエラー メッセージが表示されることがあります。
モデルを調べて、オブジェクトが本当にスペースを囲んでいることを確認します。建築物のモデルで、示された境界オブジェクト間に、小さくて見えにくいギャップが存在することがあります。
たとえば、内壁が天井のない屋根スラブに自動投影されると、内壁は基準線まで延長されるだけで外壁の外側まで延長されず、3D 自由形状スペースは生成されません。このような場合は、屋根スラブの下に天井を作成することによって、壁が実際の屋根ではなく、天井に投影されるようにすることができます。または、内壁を外壁の外側までずっと延長することができます。壁上にスイープを配置し、勾配付きの屋根スラブと同一平面の壁の上端を作成することもできます。
自動調整 3D 自由形状スペースの境界オブジェクトは、3D 自由形状スペース生成の有効なオブジェクトでなければなりません。手すりや 2D 線図など、その他のすべてのオブジェクトは、スペース生成時に認識されません。選択セットに、これらのオブジェクトのいずれかが含まれている場合、そのオブジェクトは除外され、境界セットは閉じていないものとみなされます。有効な境界スペースを作成するには、無効な境界オブジェクトを有効な境界オブジェクトに置き換えます。
境界オブジェクトが、壁やスラブなどの 3D ジオメトリのように、互いに接してはいるが、重なっていない場合、またはオブジェクトがエッジに沿ってのみ交差(サーフェスではなく、線分を形成)している場合、該当する実世界のコンポーネントが閉じていても、開いているとみなされます。このような場合は、3D 自由形状スペースを作成することはできません。この問題を解決するには、オブジェクトの 1 つを十分に延長して重なりを作成します。