概要 - カーテン ウォールでネストしたグリッドを使用する

それぞれのカーテン ウォール グリッドは、水平分割または垂直分割のどちらか一方向です。カーテン ウォール スタイル内でグリッドをネストさせることにより、単純なものから複雑なものまで、さまざまなパターンを作成することができます。

ネストしたグリッドの例

ネストしていない主グリッド

グリッドをネストさせるには、主グリッドから作業を開始します。次に、主グリッドのそれぞれのセルに、他のグリッドを埋め込むことができます。たとえば、主グリッドが水平で 3 つのセルを持っている場合、それぞれの水平セルに垂直グリッドをネストさせて、単純な 2D グリッドを作成することができます。これは、[標準]カーテン ウォール スタイルのネスト設定です。

セルの分割定義を指定 1

上図では、グリッドのすべてのセルに同じセル割り当て(垂直分割)を使用しています。ただし、グリッド内のそれぞれのセルは独立しており、独自の割り当てがあります。たとえば、次の図では、各セルの割り当てが異なる 3 つのセルの水平グリッドを示しています。一番下のセルには別の水平分割が含まれており、中央のセルには可変幅の垂直分割が含まれており、一番上のセルには固定幅の垂直分割が含まれています。

セルの分割定義を指定 2

複数のネストしたグリッド

グリッドのネストを繰り返すことにより、複数レベルのネストを作成することができます。たとえば、次の図は、単純な 2D グリッドの[標準]カーテン ウォール スタイルに、1 つの水平セルと 3 つの垂直セルが含まれている様子を示しています。最初のセルの 2 番目のグリッドに、他のグリッドがネストされています。これによって、第 3 グリッドが作成されます。最後の図では、ネストしたグリッドがすべてのセルに割り当てられています。

ネストしたグリッドの順序を指定する

ネストしたグリッドを定義する

ネストしたグリッドは、[カーテン ウォール スタイル プロパティ]ダイアログ ボックスの[デザイン規則]タブで定義することができます。左ペインのツリーに、グリッドの一覧が表示されます。常に、1 つの主グリッドが存在します。主グリッドは、1 つまたは複数の第 2 グリッドを持つことができます。それぞれの第 2 グリッドは、1 つまたは複数の第 3 グリッドを持つことができます。それ以降も、同様です。

ヒント: すべてのセル内にネストしたグリッドを素早く作成するには、既定のセル割り当てを[ネストしたグリッド]に変更します。複数レベルのネストが必要な場合は、それぞれのグリッドに対する既定のセル割り当てを変更しなければなりません。

それぞれのグリッドは、独自のセル割り当てがあります。セルへの割り当てには、他のグリッド、パネル面材、またはドアや窓などのオブジェクトが含まれます。

主グリッドとセル割り当て

第 2 グリッドとセル割り当て