3D ソリッド オブジェクトは、基本的なプリミティブから開始したり、外形線を押し出し、スイープ、回転、ロフトすることによって開始することができます。それらを、ブール演算を使用して結合することができます。
3D ソリッド プリミティブを指定する
CYLINDER[円柱]、PYRAMID[角柱]、BOX[直方体]などのコマンドを使用して、ソリッド プリミティブという基本的な 3D 形状を作成することができます。
壁の形状の 3D ソリッドを作成する最も早い方法は、POLYSOLID[ポリソリッド]コマンドを使用することです。作成過程は、線分セグメントと円弧セグメントを含むポリラインの作成に似ていますが、それに加えて、結果として得られる 3D ソリッドの既定の高さ、幅、位置合わせを指定することができます。このコマンドを使用することにより、線分、ポリライン、円弧、円などの既存の 2D オブジェクトを、3D ソリッドに変換することもできます。
外形線を押し出す、回転する、スイープする
3D ソリッドは、閉じた 2D オブジェクトの押し出し、回転、スイープなどの操作によって作成することもできます。次の図では、閉じた同じ 2D ポリラインをパスに沿ってスイープ、軸を中心に回転、指定した方向に押し出しています。
使用したコマンドは、SWEEP[スイープ]、REVOLVE[回転ソリッド]、EXTRUDE[押し出し]です。
ブール演算を使用して合成 3D ソリッドを作成する
和や差などのブール演算を使用して 3D ソリッドを結合することにより、下図のように、単一の合成ソリッドを作成することができます。
穴を作成するには、円柱を作成して壁から差し引きます。
ブール演算の交差を使用して 3D ソリッドを結合することもできます。次の図は、ブラケットの 2 つの外形線に相当する閉じたポリラインを押し出して作成した 2 つのソリッドです。押し出しは、立体の交差によって結合されています。
ブール演算のコマンドには、UNION[和]、SUBTRACT[差]、INTERSECT[交差]があります。