概要 - 点光源

点光源

通常の点光源は、オブジェクトに向けて光を放射しませんが、周囲のすべてを照らします。点光源では、一般的な照明効果を得ることができます。また、ろうそくや電球のような光源をシミュレーションすることもできます。

「指向性」点光源には追加の目標プロパティがあるので、オブジェクトに向けることができます。指向性点光源は、点光源から作成することもできます。これを行うには、点光源の[目標]プロパティを「いいえ」から「はい」に変更します。

標準照明ワークフローでは、点光源は、その強度の減衰を距離に反比例させるか、距離の 2 乗に反比例させるか、または減衰しないかを手動で設定できます。既定では、減衰は[なし]に設定されています。

注: AutoCAD 2016 ベースの製品から、すべての標準光源がフォトメトリック光源として計算されるようになりました。シーン内のすべての標準光源をフォトメトリック光源に更新することをお勧めします。

フォトメトリック照明ワークフローでの点光源

点光源には、フォトメトリック配光プロパティがある場合があります。フォトメトリック点光源の減衰は、常に逆二乗方式(距離の 2 乗に反比例)に設定されます。

フォトメトリック照明を有効にするために、システム変数 LIGHTINGUNITS を 1(米国規格の照明単位)または 2(国際規格の照明単位)に設定すると、点光源で追加のプロパティを使用できるようになります。[プロパティ]パレットでは、次のフォトメトリック プロパティを設定できます。

図面の照明単位がフォトメトリックの場合、減衰の種類プロパティは使用できません。フォトメトリック光源の減衰には、常に逆二乗方式が使用されます(距離の 2 乗に反比例します)。

次の図は、[プロパティ]パレットに概略が示されているフォトメトリック プロパティを持つフォトメトリック点光源の例です。

注: 旧式の「標準」照明ワークフローでは、点光源を手動で設定して、その強度の減衰を距離に反比例するように、距離の 2 乗に反比例するように、または減衰しないように設定できます。既定では、減衰は[なし]に設定されています。