文字フォントはシェイプ定義ファイルで、シェイプ番号は各文字の ASCII コードに対応しています。
文字フォントには、フォント自体についての情報を表す特殊なシェイプ番号 0(ゼロ)を含める必要があります。コード 1 から 31 までは制御文字で、その内文字フォントで使用されるのは次の文字のみです。
改行(LF)により、描画しないで必ず 1 行下に移動します。これは TEXT[文字記入]コマンドが繰り返される場合、最初の行の下に次の行を配置するために使用されます。
*10,5,lf
2,8,(0,-10),0
行の間隔を修正できます。行間隔は、この例のように、シェイプ定義 LF で下方向の移動量を指定することによって調整できます。
文字フォントには、フォント自体についての情報を表す特殊なシェイプ番号 0(ゼロ)を含める必要があります。この形式の構文は、次のとおりです。
*0,4,font-nameabove,below,modes,0
「上部」には、大文字の基準線より上に出る部分のベクトルの長さの数値を指定します。 「下部」には、g、p、q などの小文字が基準線の下にどれだけ出るかを指定します。この場合の基準線とは、概念的には用紙の罫線と考えられます。これらの値によって、基本の文字サイズが定義され、文字オブジェクトに対して指定された文字高さに対する尺度係数として使用されます。
モード バイトは、横書きのフォントの場合は 0(ゼロ)を、両方向(横書き、縦書き)フォントの場合は 2 を指定します。特殊コマンド コード 00E(14)は、 モード が 2 に設定されているときにのみ適用されます。
プログラムが提供する標準フォントには、寸法記入機能で必要となる文字がいくつか含まれています。
%%d 度記号(°)
%%p プラスマイナス許容差記号(±)
%%c 直径記号
上記およびその他の %%nnn 制御シーケンスを使用して、文字を指定できます。
*65,11,uca 024,043,04d,02c,2,047,1,040,2,02e,0
シェイプ名 uca が小文字で記述されているため、この名前はメモリに保存されません。しかし、フォント定義ファイルを編集するときに、この名前を目印にできます。この例では、 uca は大文字の A を表します。