親コンポーネントを挿入し、説明、場所、カタログの値を割り当てます。
AutoCAD Electrical ツールセット では、回路図コンポーネントに親子関係があります。親コイル シンボルと子接点シンボルは、特定数の接点を持つリレー コイルを表します。親のコイルのシンボルが挿入されると、一意のコンポーネント タグが割り当てられます。子の接点のシンボルが挿入されると、子は親に関連付けられ、親のタグが子のシンボルに割り当てられます。
この演習では、AEGS04.dwg であらかじめ定義済みの配線にコンポーネントを挿入します。
親コンポーネントを挿入する
挿入点を指定:
コンポーネントを、母線に近いライン リファレンス 403 の配線に配置してクリックします(1)。
配線の上または近傍を直接選択した場合、基準のラダー配線がブレークされ、再接続されます。基準配線がブレークされなかった場合は、選択した場所が配線から離れすぎています。もう一度選択するには、[コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスで[キャンセル]をクリックします。コマンドを繰り返すには、右クリックするか[Enter]を押します。スナップを有効にすると便利です(0.125 が使いやすい設定です)。
このツールでは、コンポーネントを挿入する際に下にある配線とは位置合わせされますが、コンポーネント同士の位置合わせは行いません。コンポーネント同士を整列して挿入する場合は 3 つのオプションがあります。コンポーネントの挿入時に AutoCAD の[スナップ]を使用するか、[スクート]コマンドを使用してコンポーネントと接続済み配線をその場で移動するか、または[コンポーネントを位置合わせ]ツールを使用します。
AutoCAD Electrical ツールセット では、シンボルを挿入したライン リファレンスの位置に基づいて新規リレーの一意のタグ名が自動的に決まります。「CR」は制御リレーであることを表し、「403」はシンボルがライン リファレンス 403 上にあることを表します。このシンボルをライン リファレンス 404 上に挿入すると、タグ名が「CR404」になります。
選択した製造元コードとカタログ番号が[コンポーネントを挿入/編集]ダイアログ ボックスに表示されます。このダイアログ ボックスで[OK]をクリックすると、値がシンボルに転送されます。
1 行目: マスター コントロール
2 行目: リレー
コンポーネントの説明として、説明文字を 3 行まで入力できます。説明の 3 行目が利用できない場合は、説明の 3 行目の属性はシンボルに保持されません。
AutoCAD Electrical ツールセット は、図面ファイルをすばやく読み取り、それまでに使われているすべてのロケーション コードのリストを表示します。
ピン: 1: K1
ピン: 2: K2
ここで入力した値はすべて、シンボル自身の属性値として保存されます。