単結親シンボルを作成するには(例)

この実習では、シンボル ビルダ ツールを使用して、単結遮断器の親を作成します。

注: シンボル ビルダを終了している場合は再起動し、[シンボル/オブジェクトを選択]ダイアログ ボックスで、[オブジェクトを選択]をクリックし、これまで追加したすべての形状と属性を選択します。作業を終了した時点から続行できます。
  1. AutoCAD の図面で、シンボルの形状を描画します。
    注: ブロック エディタ環境でシンボルの形状を作成し、変更することもできます。
  2. [回路図]タブ[その他のツール]パネル[シンボル ビルダ]ドロップ ダウン[シンボル ビルダ]の順にクリックします。 検索
  3. [シンボル/オブジェクトを選択]ダイアログ ボックスの[属性テンプレート]領域で、単結シンボルが保存されているライブラリ パス、C:¥Users¥Public¥Documents¥Autodesk¥Acade {バージョン}¥Libs¥jic125¥1- を参照します。
  4. [属性テンプレート]セクションで、[シンボル]: [垂直の親]を選択します。
  5. [属性テンプレート]セクションで、[タイプ]: [(CB)遮断器]を選択します。
  6. [図面から選択]セクションで、[オブジェクトを選択]をクリックし、形状を選択します。
  7. [OK]を選択します。

属性追加

この実習の部分では、[シンボル ビルダ属性エディタ]から、いくつかの AutoCAD Electrical ツールセット 属性を挿入します。これらの属性だけでなく、独自のユーザ定義属性を AutoCAD Electrical ツールセット ブロック ファイルに含むことも可能です。

TAG1 および WDTYPE 属性は、単結親シンボルの属性にのみ必要です。[必須]セクションのその他の属性も単結親シンボルに適用することが望ましいですが、それらの属性なしでも単結親シンボルとして認識されます。

WDTYPE 属性値は、単結シンボルの場合は「1-」、単結母線タップ シンボルの場合は「1-1」に設定する必要があります。

  1. [シンボル ビルダ属性エディタ]が表示されていない場合は、次の手順を実行します。

    [シンボル ビルダ]タブ[編集]パネル[パレットの可視性を切り替え]の順にクリックします。 検索

  2. TAG1属性を選択します。
  3. [プロパティ]ツールを選択して、[属性を挿入/編集]ダイアログ ボックスを起動します。
  4. 高さを 0.125、位置合わせを中央に変更します。

    遮断器テンプレートが選択されたため、値が「CB」として事前定義されています。これは、タグ形式の %F 値(CR、PB、LT など)として使用される既定のコードです。

  5. [OK]を選択します。
  6. [属性挿入]ツールをクリックします。
  7. 属性の挿入点を選択します。
    注: [属性挿入]を右クリックして選択するか、属性をドラッグして挿入することもできます。
  8. WDTYPE を選択し、[属性挿入]ツールをクリックして挿入します。

    WDTYPE 属性には「1-」という値があり、規定では非表示になっています。シンボルを単結シンボルとして認識する必要があります。

  9. [DESC1]を選択し、[属性挿入]ツールをクリックして、それを TAG1 の下に挿入します。
  10. INST および LOC 属性を TAG1 の上に繰り返し挿入します。
  11. MFG、CAT、および ASSYCODE を選択します。[属性挿入]ツールをクリックして、それらを四角形の中心近くに挿入します。
    注: CAT属性と ASSYCODE 属性が表示されていない場合は、それらを MFG と一緒にグループとして挿入します。
  12. 四角形の中心近くに、FAMILY 属性を繰り返し挿入します。

配線接続属性を追加する

ライブラリ シンボルの配線接続点を定義できます。配線接続を追加する場合、スタイル、配線の接続の方向、オプションの TERMxx および TERMDESCxx 属性を含めるかどうかを選択します。この実習では、配線接続属性をシンボルの上および下に挿入します。

  1. [シンボル ビルダ属性エディタ]が表示されていない場合は、次の手順を実行します。

    [シンボル ビルダ]タブ[編集]パネル[パレットの可視性を切り替え]の順にクリックします。 検索

  2. [シンボル ビルダ属性エディタ]の[配線接続]セクションを展開します。
  3. [方向/スタイル]リストを展開して、[上面/なし]を選択します。

    このスタイルには、形状を持たない配線接続属性のみが含まれます。[その他]を選択して、その他のスタイルを選択するための[配線接続を挿入]ダイアログ ボックスを表示します。

  4. [配線接続を挿入]ツールを選択して、配線接続属性を挿入します。配線接続属性 X2TERM01 と端子ピン属性 TERM01 が挿入されます。
  5. [シンボル ビルダ属性エディタ]に戻り、[配線接続]リストを展開して、[下面/なし]を選択します。
  6. [配線接続を挿入]ツールを選択して、配線接続属性を挿入します。配線接続属性 X8TERM02 と端子ピン属性 TERM02 が挿入されます。

単結親シンボルを終了する

  1. [シンボル ビルダ]タブ[編集]パネル[完了]の順にクリックします。 検索
  2. [基点: 挿入基点を指定]をクリックし、シンボルの中心を選択します。
  3. [ブロック書き出し]を選択します。[ブロック書き出し]はシンボル .dwg ファイルを作成しますが、[ブロック]はこの図面ファイルのみのシンボルを作成します。
  4. 名前とファイル パスを入力するか、既定を保持します。AutoCAD Electrical ツールセット は、選択された属性テンプレートに基づいて新しいシンボルに既定の名前を指定します。ファイル名の先頭 4 文字は変更しないでください。また、ファイル名の長さは 32 文字以内で設定してください。
    注: 単結シンボルは、回路図の親と子のシンボルと同じ命名規則に従います。便宜上、提供された単結シンボルには「1-」という接尾辞が付いています。ただし、シンボル名はシンボルを単結シンボルとして定義していません。
  5. (オプション) [アイコン メニュー ウィザード]を使用して、後でアイコン メニューにシンボルを追加する場合、アイコン イメージを確認します。イメージ名とフォルダを入力します。
  6. (オプション) [詳細]をクリックして、[シンボル監査]ダイアログ ボックスを表示し、シンボルで発生する可能性のある問題の一覧を確認します。
  7. [OK]を選択します。
  8. ブロック エディタ ツールバーから、[ブロック エディタを閉じる]を選択します。
  9. (オプション) [はい]を選択して、図面にシンボルを挿入し、位置を選択します。既存の配線にコンポーネントを配置すると、配線がブレークします。コンポーネント タグが割り当てられます。