空間インデックス(Oct ツリー)のノード数を制限することによって、図面の再作図に消費するメモリ量を制限します)。
タイプ: | 整数型 |
保存先: | レジストリ |
初期値: | 10000000 |
TREEMAX の値を一定値に制限すれば、使用中のシステムより搭載メモリ量の多いシステム上で作成した、システム変数 TREEDEPTH が使用中のシステムでは処理できないような値となっている図面もロードできます。これらの図面は、チェックしておかなければ、コンピュータ上の使用可能なメモリ量より多くのメモリを使用するような Oct ツリーを持っている可能性があります。また、TREEMAX は、システム変数 TREEDEPTH の値が不当に大きな場合、システムを保護します。
TREEMAX の初期値は 10000000(1000万)ですが、システム変数 TREEDEPTH のコントロール用としてではなく、通常の使用においても十分大きな値です。TREEMAX の値をどれくらいに設定するかは、使用できる RAM 容量によって異なります。RAM 1 MB 当たり、約 15,000 個の Oct ツリー ノードを格納できます。
Oct ツリー用に RAM を 2 MB まで使用する場合は、TREEMAX に 30000(2 × 15,000)を設定します。Oct ツリーのノードを割り当て中にメモリが足りなくなった場合は、再起動後 TREEMAX の値を小さく設定し直し、該当図面を再度ロードしてください。
プログラムの使用中に、TREEMAX の設定値に達することがあります。このような場合は、表示されるプロンプトに従って操作してください。TREEMAX の値を大きくできるかどうかは、使用できるメモリ容量で決まります。