モデル空間から印刷する場合は、予定の出力尺度に従って、注釈オブジェクトの尺度を設定する必要があります。
モデル空間から印刷する場合の注釈オブジェクトの尺度を計算するときは、次のガイドラインに従います。
- 寸法: 寸法の尺度は、印刷尺度の逆数に設定します。たとえば、予定尺度が 1" = 4' (尺度 1:48)の場合は、寸法尺度 DIMSCALE を 48 に設定します。図面を尺度 1:48 で印刷すると、寸法は正しい尺度で印刷されます。
- 文字: 文字の高さは、予定尺度の逆数を掛ける必要があります。尺度 1:48 で 1/4" の文字の場合、高さ 12" で文字を作成します。計算は、1/4 x 48 = 12 となります。
- 線種: 線種尺度も、線種定義と図面の予定尺度に基づいて、変更する必要があります。たとえば、予定尺度が 1" = 4' (尺度 1:48)で、長さ 1/8" の破線を印刷する破線線種を使用する場合、線種尺度 LTSCALE を 12 に設定します。
- ハッチング: 使用されるパターンに基づいてハッチング尺度を設定します。AR で始まるハッチング パターンは、ハッチング尺度の適切な値として、共通して図面の尺度を使用します。
- 属性および表: 文字オブジェクトと同じ尺度設定を使用します。
- ブロック定義: ブロックは、通常は 1:1 の尺度で作成されます。ただし、文字や属性が含まれる場合は、文字と同じ方法で尺度を変更する必要があることがあります。