[抽出テンプレート]ウィザードの[図面枠を選択]手順では、図面枠を識別するために必要なデータを取得します。
このウィザードでは、図面枠の特性を決定できるように、現在の図面で図面枠を選択する必要があります。この情報は後で抽出テンプレートに保存されます。部品表抽出ウィザードでは、この情報を使用して、マイグレーションする図面内の図面枠が認識されます。
さらに、ウィザードでは 2 つ以上のパラメータが取得されます。次の 2 通りがあります。
ウィザードは、選択された図面枠で使用する尺度を自動的に検出しようとします。ただし、選択された図面枠が AMTITLE[表題欄/図面枠挿入]コマンドを使用して作成されていない場合、検出された尺度は信頼できません。そのような理由から、ウィザードでは、タイプすることによって尺度を入力できます。ウィザードでは、入力された尺度に基づいて、「標準化」という計算が実行されます。この計算の結果は、抽出テンプレートに格納されます。部品表抽出ウィザードでは、この情報を使用して、マイグレーションする図面の図面尺度が計算されます。
わずかなギャップと位置のずれについての許容値を設定します。この値は、ウィザードのすべての手順にわたって使用されます。部品表抽出ウィザードでは、マイグレーションする図面内にオブジェクトを配置するときにこの値が許容されます。
たとえば、図面枠を選択した場合、ウィザードは矩形状に閉じた輪郭を検出します。図面枠にギャップがあり、抽出許容差が作図単位で 0.5 に設定されているとします。ギャップが作図単位で 0.5 未満の場合、そのギャップは無視されます。ギャップが作図単位で 0.5 を超える場合、ウィザードは閉じた輪郭を検出できず、図面枠が検出できなかった旨を報告します。