抽出テンプレート ウィザードは、図面が分析され、部品表に不可欠なオブジェクトが認識されるように、AutoCAD Mechanical ツールセット を「仕込み」ます。
マイグレーション対象の図面の中から一般的な図面を使用して、ウィザードによる「仕込み」を開始します。
抽出テンプレート ウィザードでは、最初に一般的な図面のコピーを作成します。このコピーは参照図面と呼ばれます。次に、指定した図面テンプレートを使用して、参照図面に対して AMSETUPDWG[図面セットアップ]コマンドを実行します。
一般的なアセンブリ図面の場合、次のオブジェクトが配置されている位置を AutoCAD Mechanical ツールセット に「指示」します。
一般的なパーツ図面の場合、「指示」するのは次のオブジェクトのみです。
オブジェクトを配置すると、ウィザードはそれらのオブジェクトから情報(ウィザードでは「文字オブジェクト」と呼ばれる)を抽出します。次に、抽出された文字オブジェクトを部分表の対応するコンポーネント プロパティにマッピングします。
最後に、ウィザードによって抽出テンプレートというファイルが生成されます。このファイルには、抽出規則とマッピング規則が含まれます。また、現在の図面を指定の名前の図面にコピーして、「参照図面」も作成されます。指定した図面テンプレートから製図規格が読み込まれ、参照図面の部品表がセットアップされます。部品表マイグレーション ウィザードでは、抽出テンプレートと参照図面を使用して、ファイルのマイグレーション時に情報を抽出し、部品表を構築します。
抽出テンプレート ウィザードでは、Microsoft XML Core Services (MSXML)バージョン 6.0 が必要です。それがコンピュータにインストールされていない場合は、インストールしてから抽出テンプレート ウィザードを起動します。