AutoCAD Mechanical ツールセット を使用すると、アクティブな製図規格に準拠した面の指示記号を作成できます。
このページの一番下には、サポートされている規格の完全な一覧があります。
座標値を入力するか、またはオブジェクト スナップを使用して、図面に面の指示記号を配置できます。記号自体を配置するか、または引出線にアタッチできます。記号は、独立したオブジェクトとして配置したり、図面のオブジェクトにアタッチできます。記号をアタッチすると、オブジェクトを移動するときに記号も一緒に移動します。図面のオブジェクトにアタッチされた記号の引出線を他のオブジェクトにアタッチする場合は、先にアタッチ解除しなければなりません。
AutoCAD Mechanical ツールセット には、サーフェス指示記号引出線を作成するためのコマンド ライン オプションがあります。これにより、エッジではなく面を記号引出線で指示することができます。サーフェス指示記号引出線を使用すると、側面図ではなく平面図で要件を指定できます。
面の指示記号は、次の図で示すように、幾何公差記号にアタッチすることができます。
必要な面仕上げを特定の方法で行う場合は、その方法を、面の指示記号の長い方の線分に追加された線分上に、文字で記入します。ウェーブ フィルタ(λ)の注釈など、特殊文字を含めるには、文字の入力時に対応する Unicode 文字(この場合は ¥U+03BB)を入力します。
場合によっては、ドロップダウン リストで面の指示要件を選択できます。設定中にこれらの一覧をカスタマイズして、ほとんど使用しない面の指示要件を削除(不要な要件を削減)したり、使用している製図規格に固有のエントリを追加または編集できます。
作成した面の指示記号はすべてシンボル ライブラリに追加できます。その後、面の指示記号をライブラリから直接挿入できるようになります。これにより、作業時間が大幅に短縮できます。シンボル ライブラリは製図規格での仕様とは異なり、図面ファイルに保存されます。
面の指示記号を大部分同一記号として設定できます。集合的に表す単一の記号を使用して、図面の他の場所に面の指示記号の状態を自動表示します。大部分同一記号では、異なるレイアウトが区別されません。大部分同一記号の対象である面の指示記号を含むブロックを削除する場合は、そのブロックを削除するまで大部分同一記号は更新されません。
規格/履歴 | 引出補助線 | サーフェス指示記号引出線 | 大部分同一記号 |
---|---|---|---|
ASME Y14.36 (1996) | はい | ||
BS EN ISO 1302 (2002) | はい | ||
BS 308 (1990) | はい | ||
CSN 01 3144 (1981) | はい | はい | |
DIN EN ISO 1302 (2002) | はい | はい | はい |
DIN ISO 1302 (1992) | はい | はい | |
GB/T 131 (2006) | はい | はい | はい |
GB/T 131 (1993) | はい | はい | |
ISO 1302 (2002(E)) | はい | はい | はい |
ISO 1302 (1978) | はい | はい | |
JIS B 0031 (2003) | はい | はい | はい |
JIS B 0031 (1994) | はい | はい | |
GOST 2.309-73(Rev 3) | はい | はい | |
GOST 2.309-73 | はい | はい |