概要 - 記号(AutoCAD Mechanical ツールセット)

AutoCAD Mechanical ツールセット では、図面に挿入できる記号が 11 種類用意されています。

サポートされている記号は次のとおりです。

記号と製図規格

製図規格によって、各記号の動作と特性が定義されています。特性を変更するには、規格の要素を編集します。規格の要素には、[オプション]ダイアログ ボックスの[AM:規格]タブでアクセスできます。

一般的な特性

アタッチの動作

記号は、作成時にオブジェクトにアタッチできます。したがって、オブジェクトを移動すると、アタッチされた記号も移動します。

記号のアタッチ点が有効でなくなったときに、オブジェクトからアタッチ解除することもできます。次に例を示します。

更新イベント前

更新イベント後

注釈モニターが表示されている場合、アタッチ解除された注釈がトラッキングされ、アタッチ解除された注釈がマークで強調されます。マークをクリックすると、その注釈に固有のオプションが含まれるメニューが表示されます。

引出線作成の動作

円弧またはスプラインに記号をアタッチする場合、記号の 1 番目の引出線セグメントは、アタッチされたオブジェクトに対して直交するように付加されます。この動作を変更するには、クロスヘアを移動するときに、[記号引出線直交モードの切り替え]キー(既定では、[Shift]+[F])を押します。

線分に記号をアタッチする場合は、記号の 1 番目の引出線セグメントがアタッチされたオブジェクトに対して直交するように付加されることがあります。この動作を示さないシンボルの場合、オブジェクト スナップ トラッキングをオンにすると、垂直方向に位置合わせパスが表示され、パスに沿ってトラッキングされます。AutoCAD Mechanical ツールセット

引出線グリップ編集動作

引出線の始点をドラッグすると、記号全体が移動します。

この動作を変更するには、クロスヘアを移動するときに、[記号引出線をストレッチ モードに切り替え]キー(既定では、[Shift]+[G])を押します。このモードでは、記号は移動しません。代わりに、1 番目の引出線セグメントがストレッチします。

注: 一時優先キー([Shift]+[G])には、次の項目には効果はありません。
  • データム ID 記号(既定で 1 番目の引出線セグメントをストレッチするため)。
  • データム ターゲット記号(製図規格によって、1 番目の引出線セグメントは、アタッチされたオブジェクトに対して常に垂直である必要があることが定められているため)。

[シンボル ライブラリ]

一部の記号は詳細に設定してライブラリに保存できます。保存した記号は、リボンから図面に直接挿入できます。これにより、値を指定する必要がなくなるか、保存済みの記号から値を指定するだけで済むようになります。

[図記号を編集]

図面に挿入されている記号の記号文字を編集するには、該当する記号をダブルクリックします。引出線をダブルクリックすると、記号の設定ダイアログ ボックスの[引出線]タブが表示されます。

概要

[記号] 1 番目の引出線セグメントがアタッチされた円弧に直交する 1 番目の引出線セグメントアタッチされた線分に直交する シンボル ライブラリ 注釈モニターによってトラッキングされる [Shift]+[G]のサポート

データム ID

はい はい   はい  

データム ターゲット

      はい  

エッジ

はい   はい はい はい

幾何公差

はい はい はい はい はい

フィーチャ ID

はい はい   はい はい

引出線注記

はい   はい はい はい

テーパと勾配

はい     はい はい

面の指示記号

はい   はい はい はい

溶接

はい   はい はい はい

マーク/スタンプ

はい   はい はい はい

デッド ジョイント

はい   はい はい はい

関連概念

関連タスク

関連資料