コンテンツ ライブラリには多数の項目を登録できるので、1 つの項目を探すのに時間がかかり、面倒な場合があります。定期的に使用する項目が限られる場合は、その項目をお気に入りに登録できます。登録された項目は、[コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスの[お気に入り]パネルに追加されます。[お気に入り]パネルには、お気に入りに登録した項目しか表示されないので、頻繁に使用するパーツまたはフィーチャを簡単に探すことができます。
たとえば、ISO 4762 サイズのボルトを頻繁に使用する場合、ISO 4762 をお気に入りの一覧に追加できます。AutoCAD Mechanical ツールセットでは、[お気に入り]パネルから項目を選択すると、挿入する項目のサイズとビューの入力を求めるプロンプトが表示されます。
お気に入りで使用するビューが事前に定義されていると、挿入はさらに簡単になります。挿入時に、[詳細]パネルで直接このビューを選択して、図面に挿入することができます。AutoCAD Mechanical ツールセットサイズの入力を求めるプロンプトが表示されます。
通常使用するボルトのサイズが 1 通り(M20 X 60 など)しかない場合、サイズを(この例では M20 X 60 に)固定することもできます。サイズを固定した場合、AutoCAD Mechanical ツールセットボルトの挿入時にサイズの入力は求められません。
お気に入りはさまざまな方法で整理できます。ファイル エクスプローラと同様に、お気に入りの名前を変更してフォルダ(ツリーの別のノード)に移動することができます。
[コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスのサイズ、位置、外観をコントロールすることができます。次のようなことが可能です。
- エッジをドラッグ、またはタイトル バー(左側にありますが、場合によっては右側にあることもあります)をドラッグして、ダイアログ ボックスのサイズを変更する。
- アイコンと アイコンをクリックしてパネルのロール アップとロール ダウンを行い、使用できる領域を最大限に活用する。たとえば、お気に入りを設定すると、[コンテンツ]パネルを使用する頻度が低くなります。[コンテンツ]パネルをロール アップして、その領域を[お気に入り]パネルで使用することができます。または、サイズ変更ペインを使用して、[詳細]パネルのみが表示されるようにすることができます。コンテンツを選択するには、アドレス バーとグラフィカルなボタンを使用します。
- アプリケーション ウィンドウの右側か左側のドッキング領域の上にストラクチャ カタログをドラッグし、ドッキングする位置にスナップして、ストラクチャ カタログをドッキングする。ダイアログ ボックスのタイトル バーをダブルクリックしてドッキングすることもできます。
- タイトル バーをドッキング領域からドラッグして、ダイアログ ボックスのドッキングを解除する。[Ctrl]を押しながらドラッグすると、ドッキングされません。
- ショートカット メニューから、[アンカー 右]または[アンカー 左]を選択し、ストラクチャ カタログをアンカーする。アンカーされた[コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスの上をポインタが横切ると、ダイアログ ボックスが開閉します。アンカーされた[コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスが開くと、内容が図面領域に重なって表示されます。アンカーされた状態で[標準部品ライブラリ]ダイアログを開いたままの状態にしておくことはできません。
- [コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスが浮動している状態で右クリック メニューの[自動的に隠す]オプションを使用すると、ダイアログ ボックスが非表示になります。[コンテンツ ライブラリ]ダイアログ ボックスの上をポインタが横切ると、ダイアログ ボックスが開閉します。