[オブジェクト プロパティ設定]ダイアログ ボックスで、AutoCAD Mechanical ツールセット コマンドが作成するオブジェクトのプロパティを事前に定義できます。
一部の AutoCAD Mechanical ツールセット コマンドでは基本オブジェクトを作成しますが、その他のコマンドでは複数の基本オブジェクトで構成される複合オブジェクトを作成します。
たとえば、AMTEXT5 コマンドでは文字を作成しますが、これは基本オブジェクトです。AMBALLOON[[バルーン配置]コマンドはバルーンを作成しますが、これは文字、引出線、バルーン ジオメトリの 3 つの基本オブジェクトで構成される複合オブジェクトです。
[オブジェクト プロパティ設定]ダイアログ ボックスでは、複合オブジェクトと基本オブジェクトの両方のプロパティを事前に定義できます。複合オブジェクトは、構成する基本オブジェクトが下に一覧表示されたツリーに表示されます。オブジェクトを選択すると、ダイアログ ボックスのプレビュー パネルに描画された例の、対応するジオメトリがハイライト表示され、オブジェクトの使用方法のグラフィカルな例が提供されます。必要に応じて、各オブジェクトのプロパティを事前に定義できます。
多くの場合、基本オブジェクトは複数の複合オブジェクトで使用されます。たとえば引出線オブジェクトは、Mechanical の図記号の他にバルーンで使用されます。そのため引出線のプロパティ(たとえば線の色など)を変更すると、バルーンと Mechanical の図記号に影響します。
次の 1 つまたは複数の理由により、すべてのプロパティ設定を変更できるわけではありません。
通常は、オブジェクトの画層を設定する場合、そのオブジェクトは常にその画層上に作成されます。ただし、文字が複合オブジェクトの一部である場合は、この規則に従いません。文字は常に複合オブジェクトの画層上に作成されます。文字の画層設定は、「画層ごと」に設定されたプロパティを取得する場合に使用されます。