穴座標寸法は、図面内で選択した穴(すべての円、または標準穴)の位置とサイズを一覧表示するテーブルです。穴と位置を定義する点を選択した場合に、AMHOLECHART [穴座標寸法]コマンドで穴座標寸法が作成されます。穴座標寸法を作成すると、穴ラベルが穴座標寸法内の各穴の横に配置され、穴を一意で識別できるようになります。穴が削除されると、穴座標寸法は自動的に更新されます。新しい穴を作成する場合は、穴座標寸法は自動的に更新されません。穴を明示的に穴座標寸法に追加する必要があります。
穴ラベルおよび穴座標寸法の形式は、製図規格によってコントロールされます。穴座標寸法を作成する前に、穴座標寸法に対して、製図規格の設定を行います。
ANSI 標準では、穴座標寸法に加えて穴テーブルとなるテーブルが定義されます。穴テーブルは、穴座標寸法に対して選択された穴の固有のサイズそれぞれにラベルを割り当てます。ラベル、サイズおよび穴座標寸法内でのそのサイズの穴の数を一覧表示します。穴座標寸法を作成するときに、作図領域にも穴テーブルを配置するよう求めるプロンプトが表示されます。
また、「ネストされた穴座標寸法」を作成することができます。ネストされた穴座標寸法は、複数の基点に属する穴の統合されたテーブルです。
穴ラベルは、穴座標寸法内の穴を一意に識別します。穴ラベルの形式は、製図規格から取得されます。
穴ラベルは式を使用して作成されます。このため、穴を追加、削除、または移動すると、穴ラベルは式に基づいて自動的に変わります。