概要 - 標準フィーチャを挿入する(AutoCAD Mechanical ツールセット)

フィーチャとは、パーツの小さな要素(穴、長穴、ノッチなど)で、機械加工や穴あけなどの処理によって生成されます。標準部品ライブラリには、図面に直接挿入できる標準フィーチャが用意されています。

AMCONTENTLIB コマンドを実行すると、ご使用のコンピュータでアクセスできるように設定されているすべてのコンテンツ ライブラリのコンテンツが表示されます。また、AutoCAD Mechanical ツールセット には、カテゴリ別にフィーチャに直接アクセスするコマンドも用意されています。この方法により、標準部品または標準フィーチャのフィルタ済み一覧に簡単にアクセスできます。

製図規格に関連付けられていないフィーチャには AMCONTENTLIB コマンドでアクセスできません。このようなフィーチャは、ユーザ定義フィーチャと呼ばれ、カテゴリ別に直接アクセスできます。AutoCAD Mechanical ツールセット では、ユーザ定義フィーチャが挿入されると、サイズの入力を求めるプロンプトが表示されます。ユーザは任意のサイズを入力できます。

コマンド

カテゴリ コマンド
標準フィーチャ  
  円柱穴  
    [貫通穴] AMTHOLE2D[2D 貫通穴]
    [未貫通穴] AMBHOLE2D[2D 未貫通穴]
    ざぐり穴 AMCOUNTB2D[2D ざぐり穴]
    皿穴 AMCOUNTS2D[2D 皿穴]
    ユーザ定義貫通穴 AMUTHOLE2D[2D ユーザ貫通穴作成]
    ユーザ定義未貫通穴 AMUBHOLE2D[2D ユーザ未貫通穴]
    ユーザ定義ざぐり穴 AMUCOUNTB2D[2D ユーザざぐり穴]
    ユーザ定義皿穴 AMUCOUNTS2D[2D ユーザ皿穴]
  ねじ穴  
    [貫通穴] AMTAPTHOLE2D[2D 貫通ねじ穴]
    [未貫通穴] AMTAPBHOLE2D[2D 未貫通ねじ穴]
    テーパ穴 AMTAPITHREAD2D[2D テーパめねじ]
  おねじ  
    平頭ねじ AMEXTHREAD2D[2D おねじ]
    おねじ ねじ先 AMTHREADEND2D[2D おねじ ねじ先]
    テーパねじ AMTAPETHREAD2D[2D テーパおねじ]
  シャフト フィーチャ  
    [アンダーカット] AMUNDERCUT2D[2D アンダーカット]
    センタ穴 AMCENTERHOLE2D[2D センタ穴]
  長穴  
    未貫通長穴 AMBSLOT2D[2D 未貫通長穴]
    貫通長穴 AMTSLOT2D[2D 貫通長穴]
    ユーザ定義未貫通長穴 AMUBSLOT2D[2D ユーザ未貫通長穴]
    ユーザ定義貫通長穴 AMUTSLOT2D[2D ユーザ貫通長穴作成]
ユーザ定義フィーチャ  
    ユーザ定義貫通穴 AMUTHOLE2D[2D ユーザ貫通穴作成]
    ユーザ定義未貫通穴 AMUBHOLE2D[2D ユーザ未貫通穴]
    ユーザ定義ざぐり穴 AMUCOUNTB2D[2D ユーザざぐり穴]
    ユーザ定義皿穴 AMUCOUNTS2D[2D ユーザ皿穴]
    ユーザ定義未貫通長穴 AMUBSLOT2D[2D ユーザ未貫通長穴]
    ユーザ定義貫通長穴 AMUTSLOT2D[2D ユーザ貫通長穴作成]

挿入方法は、どのフィーチャでも同じです。挿入するフィーチャを選択し、挿入先のビューを選択してから、サイズを指定します。

AMCONTENTLIB コマンドを使用すると、挿入する標準フィーチャまたはカスタム フィーチャを選択できます。カテゴリ別にフィーチャへ直接アクセスするコマンドを使用すると、そのコマンドに関連するフィーチャにのみアクセスできます。このページとリンクしている操作方法のページでは、2 つの操作方法について説明しています。1 つ(貫通穴の挿入方法)は、AMCONTENTLIB コマンドを使用した手順を示しています。もう 1 つ(ユーザ定義貫通穴の挿入方法)は、カテゴリ別に直接フィーチャにアクセスする手順を示しています。

AMPOWERVIEW コマンドを使用すると、図面に既に存在する標準フィーチャからビューを生成する(たとえば、正面図から平面図を作成する)ことができます。