製図規格のすべての要素の引出線設定は、製図規格のマスター設定から既定で取得されます。マスター設定を変更すると、標準の各要素の対応する設定がこれに従います。ただし、特定の要素がマスター設定に従わないようにする場合は、標準の要素の文字設定をオーバーライドできます。
既定では、引出線の色、矢印のスタイル、引出線を使用する注釈の矢印のサイズは、[<現在の製図規格の名前>に準拠]に設定されています。引出線のマスター設定を変更すると、新しい設定が自動的に取得されます。この動作は、必要に応じて、各注釈タイプに個別に異なる矢印、色、サイズを明示的に設定することによって上書きできます。
AutoCAD では、引出線の寸法スタイルを使用して引出線の外観をコントロールします。必要に応じて、この寸法スタイルの設定を引出線のマスター設定として取得できます。これを行うには、マスター設定を引出線の寸法スタイルにリンクします。
寸法スタイルを引出線や文字の設定にリンクさせると、[規格設定]ダイアログ ボックスのオプションが図面内のすべての注釈にわたって適用されます。これは、マスター設定が寸法に加えて AutoCAD Mechanical ツールセット 固有の注釈に適用されるためです。
引出線と文字の設定が確実にすべての寸法をコントロールするには、[引出線寸法スタイルのみにリンク]チェック ボックスをオフにします。このチェック ボックスをオフにすると、マスター設定は基準寸法スタイルにリンクします。マスター設定を修正すると、その修正内容が基準寸法スタイルに適用され、寸法のサブスタイルもその変更に従います。
寸法スタイルへのリンクは、双方向のリンクです。リンクされた寸法スタイルを修正すると、[規格設定]ダイアログ ボックスは自動的にその変更を反映します。