データム ID 記号は、幾何公差記号のデータム フィーチャを識別します。
データム ID (図の 1)に加え、AutoCAD Mechanical ツールセット では、規格で認められているデータム注記(図の 2)およびねじ注記(図の 3)もサポートしています。データム注記には、一般的に一連のデータム ターゲットがカンマ区切りで記載されます。ねじ注記は、一般的にねじまたは歯車にアタッチされている記号に配置され、データムとして使用する直径を指定します。たとえば、上記の図のねじ注記の場合、データムとしてピッチ径を指定しています。
記号引出線をオブジェクトにアタッチする場合、AutoCAD Mechanical ツールセット では 1 番目の引出線セグメントがアタッチされたオブジェクトに対して直交するように付加されます。後続の引出線セグメントは、水平または垂直に付加されます。
引出線の始点を線分または円弧の外側に移動すると、AutoCAD Mechanical ツールセット では自動的に寸法補助線が描画されます。オーバーシュート長および引出線の終点からのオフセットに関する既定値は、それぞれ DIMEXE システム変数、DIMEXO システム変数によって決まります。AutoCAD Mechanical ツールセット では、スプラインに対して寸法補助線を作成しません。
AutoCAD Mechanical ツールセット には、サーフェス指示記号引出線を作成するコマンド ライン オプションが用意されています。これにより、エッジではなく面を記号引出線で指示することができます。サーフェス指示記号引出線を使用すると、側面図ではなく平面図でデータムを指定できます。データムがコンポーネントの反対側にある場合、サーフェス指示記号引出線の線種が破線スタイルに変わるようオプションを指定できます。
AutoCAD Mechanical ツールセット には、上記の図に示すように、データム ID 記号を注釈にアタッチして位置合わせするオプションが用意されています。
直接的にはサポートされていませんが、上記の図に示すように、データム ID 記号を寸法にアタッチすることができます。記号の始点を寸法上に配置すると、寸法の矢印と引出線が重なります。上記の図のように表示するには、寸法の矢印を "なし" に変更します。
規格/履歴 | 直交引出線 | 引出補助線 | サーフェス指示記号線 | データム注記 | ねじ注記 |
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ANSI ASME Y14.5 M -1994 | はい | はい | |||
ASME Y14.5M - 1982 | はい | はい | |||
BSI EN ISO 1101:2013、BSI EN ISO 5459:2011 | はい | はい | |||
BS 308 Part 3 -1990 | はい | はい | |||
CSN EN ISO 1101:2013 | はい | はい | |||
CSN 01 3138 -1994 | はい | はい | |||
DIN ISO 1101:2008 DIN EN ISO 5459:2011 | はい | はい | はい | はい | はい |
DIN ISO 1101:2008 DIN EN ISO 5459:2008 | はい | はい | はい | はい | はい |
DIN ISO 1101:1983 DIN EN ISO 5459:1982 | はい | はい | |||
GB/T 1182 -2008 | はい | はい | はい | ||
GB/T 1182 -1996 | はい | はい | はい | はい | |
GOST 2.308-79 | はい | はい | |||
ISO 1101:2012(E) ISO 5459:1981 | はい | はい | はい | はい | はい |
ISO 1101:2004 ISO 5459:1981 | はい | はい | はい | はい | はい |
ISO 1101:1983 ISO 5459:1981 | はい | はい | |||
JIS B 0021 (1998) | はい | はい | はい | ||
JIS B 0021:1984 JIS B 0022:1984 | はい | はい | はい |