部品表マイグレーション ウィザードが AutoCAD Mechanical ツールセット 以外の図面から情報を抽出し、データを部品表に挿入することができるようにするには、プロジェクト内の図面が次の要件を満たしている必要があります。
図面枠のルール
- 図面枠は閉じた長方形にする必要がある。
- 図面枠は回転してはならない。
表題欄のルール
- 表題欄は閉じた長方形にする必要がある。
- 表題欄のコーナーは図面枠と一致している必要がある。
- (図面枠を基準とした)表題欄の位置は、指定の参照図面に対応するすべての図面で統一されている必要がある。
- 表題欄のセルの位置は、指定の参照図面に対応するすべての図面で統一されている必要がある。
パーツ一覧のルール
- パーツ一覧は、[図面枠を選択]手順で指定された図面枠内に配置されている必要がある。
- (図面枠を基準とした)パーツ一覧の位置は、指定の参照図面に対応するすべての図面で統一されている必要がある。
注: このルールは、パーツ一覧の Microsoft Excel スプレッドシートが使用されている図面には適用されません。
- マイグレーション ツールは浮動パーツ一覧をサポートしない。したがって、パーツ一覧は図面枠のコーナーに配置されている必要がある。
- パーツ一覧が表題欄と同じコーナーに配置されている場合、表題欄のすぐ上または下に配置され、連続エンティティが形成される必要がある。
- パーツ一覧の表題行とヘッダ行は同じ幅である必要がある。
- 参照図面内のパーツ一覧に表題行が含まれていない場合は、対応するどの図面にも表題行が含まれていてはならない。ただし、参照図面のパーツ一覧に表題行がある場合、対応する図面の表題行は任意である。
- データ行には、分割セルを含めることはできない。
- スプレッドシート内の列ヘッダは、対応する参照図面内のパーツ一覧の列ヘッダと同じである必要がある。
- スプレッドシートにヘッダ行が含まれていない場合、スプレッドシート内の列の順序は参照図面内のパーツ一覧と同じである必要がある。
- 拡張パーツ一覧は、表題欄と並べて配置されるか、表題欄を取り囲むように配置する必要がある。
- 拡張パーツ一覧の幅は、メイン パーツ一覧の幅と同じである必要がある。
バルーンのルール
- 図面のバルーン タイプは、対応する参照図面(および一般的な図面)と同じである必要がある。
- バルーンはパーツ一覧領域または表題欄領域で重なっていてはならない。
- 引出線はバルーン文字の高さよりも十分に長くなっている必要がある。
- 1 つのバルーンの引出線セグメントは 3 本以下でなければならない。
- バルーンには対応するパーツ一覧エントリが必要で、それがない場合、バルーンはマイグレーションされない。
- 参照線と引出線の間の角度は 90 ~ 180 度である必要がある。
- 引出線の長さはバルーン サイズの長さよりも大幅に長くなければならない。
- すべての参照線が水平である必要がある。
- 集合内の参照線間の距離は同じである必要がある。
- 参照線は左揃えまたは右揃えである必要がある。
- 参照線は片側に垂直線がつながっている必要がある。
- 参照線の間隔(ギャップ)は文字高さよりも大きくなければならないが、文字高さの 2 倍よりは小さくなければならない。
- 引出線は集合の最初または最後の参照線につながっている必要がある。
- すべての参照線が水平である必要がある。
- すべての参照線が一直線になっている必要がある。
- バルーン文字は各参照線の上に配置されている必要がある。
- 1 つのバルーン集合内でバルーン文字を繰り返すことはできない。
- 引出線は集合の最初または最後の参照線につながっている必要がある。
- バルーン円のサイズは図面枠内のバルーン全体で統一されている必要がある。
- いかなるジオメトリもバルーン円と交差できない。
- 隣接するバルーンの中心点間の距離は同じである必要がある。
- 集合内のすべてのバルーンの中心点は互いに位置合わせされている必要がある。
- 引出線は集合の最初または最後のバルーンにつながっている必要がある。
一意の識別子のルール
- 図面プロジェクト内のすべての図面には識別子が指定されている必要がある。たとえば、パーツまたはアセンブリのパーツ番号など。
- 識別子はプロジェクト内の図面全体でパーツまたはアセンブリを一意に識別する必要がある。
- 指定の参照図面および対応する図面は次の要件を満たす必要がある。
- 識別子は表題欄全体で同じセルに配置される必要がある。
- 識別子はパーツ一覧全体で同じ列に配置される必要がある。
- 図面に複数の図面枠が含まれている場合、一意の識別子は図面内の表題欄全体で統一されている必要がある。すなわち、図面枠に同じパーツまたはアセンブリの異なるビューが含まれている必要がある。